「ふぅ……」
咲人にまだ部屋が空いているか聞いた20時間後、私は某国の空港にいた。
イミグレを通過した後に入ったトイレは狭く、化粧直し用スペースはなかった。
鏡の中の自分はやや髪のカールが取れていた。
無理もないなー、早起きして巻いたものの機内でもタクシーの中でも船漕いでたもん。
でもまぁ、今までのビデオコールから判断する限り、
咲人はそんなにハンサムじゃなさそうだし?(いや好みではあるんだけど)
私だって一応相手とのバランスを考える。
もし相手がひっじょーにイケてなかったらこっちが綺麗にする必要を感じないし、
めちゃんこキレイな男の子なら自分の見た目も気になる。
何はともあれ綺麗でいたいとは思うけど、
一緒にいる人との相対評価っていうか相手にどう思われるかが気になるのは割とフツーかなって思う。
で、話を戻すよん!
私はリップを塗り直し、手櫛で髪を整えた。
いよいよ感動のご対面だ。
彼と話し始めて3ヶ月。
私達の会話はただの友達以上なのは確かだ。
だけどこの初デートでお互いどう思うかが一番大切なのは当然。
そしてそれに対してちょっと緊張気味なのも当然。。。
えぇーい、ままよ!
私ははやる気持ちを抑え、トイレを飛び出した。
事前にどんな服装で来ているか聞いていたけど、到着ゲートには彼の姿はなかった。
『どこぉー??』
『今ゲートの近くにいるよ』
んんーーーー
あ。
ポチポチポチポチ
『本屋の中にいるよん』
便が重なったのか、到着ゲートはお迎えの人間でごった返していた。
けれど、そのすぐ近くにある本屋は閑古鳥が鳴いていて、
なおかつ店の外からも中の様子が良く見える作りになっていた。
私はランダムに選んだ雑誌を見つめ、緊張を紛らわそうとしていた。
えーとえーと、咲人は身長がこれくらいって言ってたな。
それから、帽子をかぶってて、チェックのシャツを着てて、それから……
すると不意に
「Meisa.」
名前を呼ばれた。
聞き覚えのある耳触りが凄くいい、セクシーな声。
でも、イヤフォン越しじゃないからか、小さめ。
私は振り向いた。
そこには
思ってたのと違う感じの人が立っていた
えぇーーーーーーー!?!?!?(ガーーーーーーーーン!!)
目の前にいたのは想定したよりずっと小柄で細身の咲人だった。
(下手したら私の方が体重重いんじゃないかって思った)
痩せてるとかそういう問題じゃなくて、とにかく小柄、華奢だった。
多分骨格の問題(いや問題とか言うなよ)。
ごめぇーーーーーーーん
私は体が大きい人が好きなのよーーーーー!!!!
はい、人物紹介にも書いております通り、わたくしは背が高い人が好きなんです。。。
いやマッチョとかスマートとかそういう話ではなくてですね。
デカイ肩幅とか、大きい手とか、長い四肢とか大きい肋骨とか、
本当に骨格がデカイ人が好きなんです。。。
勿論、お会いする前にわかったことだと思うんですね。
実際咲人と私はお互いの身長とか知っていたし。
でもどうやら咲人はちょっとサバ読んで教えてくれたようで、
私が想定していたより6cmは小さかったのです。
かつ、華奢ね。。。
気にならない人なら全く気にならないんだろうけど、
いかんせん私にとっては重要なことなので(笑)
えぇぇぇーーーー全然好みじゃないよーーーー
襲われたらどうしようって思ったけど、これじゃーこっちがその気にならないから100%大丈夫だな。。。
なーんて自意識過剰な心配が無駄だったと思っておりました。
それでも私は冷たくなんかしませんし、とにかくフツーの対応をしました。
そりゃそうです。
咲人とは長く仲良く過ごしてきたし、この国の2泊は彼のオススメ物件にご厄介になるんだもの。
マトモにしなかったらマトモじゃない。
私は笑顔でHi!と答えた。
咲人は挨拶のためにハグしようかどうしようか迷って苦笑したけど、
(彼は日本人がハグしないのを知っている)
私は笑顔で彼をハグした。
マジでちっちゃいこの人ーーー(涙)
「君のスーツケースは?これだけ?」
「え?えぇ」
「貸しなよ。軽いな!」
と、彼は私にとってはまぁまぁ重いそれをヒョイと持って笑った。
それからフライトはどうだったとか色々私に質問したけど、
とにかく彼は終始凄く楽しそうで、本当にニコニコしていた。
私は、あぁきっと咲人にとっては私はガッカリさんじゃなかったんだ、と
ちょっとホッとした。
さぁ、果たしてどうなるこのデート!?
続きます!!
咲人にまだ部屋が空いているか聞いた20時間後、私は某国の空港にいた。
イミグレを通過した後に入ったトイレは狭く、化粧直し用スペースはなかった。
鏡の中の自分はやや髪のカールが取れていた。
無理もないなー、早起きして巻いたものの機内でもタクシーの中でも船漕いでたもん。
でもまぁ、今までのビデオコールから判断する限り、
咲人はそんなにハンサムじゃなさそうだし?(いや好みではあるんだけど)
私だって一応相手とのバランスを考える。
もし相手がひっじょーにイケてなかったらこっちが綺麗にする必要を感じないし、
めちゃんこキレイな男の子なら自分の見た目も気になる。
何はともあれ綺麗でいたいとは思うけど、
一緒にいる人との相対評価っていうか相手にどう思われるかが気になるのは割とフツーかなって思う。
で、話を戻すよん!
私はリップを塗り直し、手櫛で髪を整えた。
いよいよ感動のご対面だ。
彼と話し始めて3ヶ月。
私達の会話はただの友達以上なのは確かだ。
だけどこの初デートでお互いどう思うかが一番大切なのは当然。
そしてそれに対してちょっと緊張気味なのも当然。。。
えぇーい、ままよ!
私ははやる気持ちを抑え、トイレを飛び出した。
事前にどんな服装で来ているか聞いていたけど、到着ゲートには彼の姿はなかった。
『どこぉー??』
『今ゲートの近くにいるよ』
んんーーーー
あ。
ポチポチポチポチ
『本屋の中にいるよん』
便が重なったのか、到着ゲートはお迎えの人間でごった返していた。
けれど、そのすぐ近くにある本屋は閑古鳥が鳴いていて、
なおかつ店の外からも中の様子が良く見える作りになっていた。
私はランダムに選んだ雑誌を見つめ、緊張を紛らわそうとしていた。
えーとえーと、咲人は身長がこれくらいって言ってたな。
それから、帽子をかぶってて、チェックのシャツを着てて、それから……
すると不意に
「Meisa.」
名前を呼ばれた。
聞き覚えのある耳触りが凄くいい、セクシーな声。
でも、イヤフォン越しじゃないからか、小さめ。
私は振り向いた。
そこには
思ってたのと違う感じの人が立っていた
えぇーーーーーーー!?!?!?(ガーーーーーーーーン!!)
目の前にいたのは想定したよりずっと小柄で細身の咲人だった。
(下手したら私の方が体重重いんじゃないかって思った)
痩せてるとかそういう問題じゃなくて、とにかく小柄、華奢だった。
多分骨格の問題(いや問題とか言うなよ)。
ごめぇーーーーーーーん
私は体が大きい人が好きなのよーーーーー!!!!
はい、人物紹介にも書いております通り、わたくしは背が高い人が好きなんです。。。
いやマッチョとかスマートとかそういう話ではなくてですね。
デカイ肩幅とか、大きい手とか、長い四肢とか大きい肋骨とか、
本当に骨格がデカイ人が好きなんです。。。
勿論、お会いする前にわかったことだと思うんですね。
実際咲人と私はお互いの身長とか知っていたし。
でもどうやら咲人はちょっとサバ読んで教えてくれたようで、
私が想定していたより6cmは小さかったのです。
かつ、華奢ね。。。
気にならない人なら全く気にならないんだろうけど、
いかんせん私にとっては重要なことなので(笑)
えぇぇぇーーーー全然好みじゃないよーーーー
襲われたらどうしようって思ったけど、これじゃーこっちがその気にならないから100%大丈夫だな。。。
なーんて自意識過剰な心配が無駄だったと思っておりました。
それでも私は冷たくなんかしませんし、とにかくフツーの対応をしました。
そりゃそうです。
咲人とは長く仲良く過ごしてきたし、この国の2泊は彼のオススメ物件にご厄介になるんだもの。
マトモにしなかったらマトモじゃない。
私は笑顔でHi!と答えた。
咲人は挨拶のためにハグしようかどうしようか迷って苦笑したけど、
(彼は日本人がハグしないのを知っている)
私は笑顔で彼をハグした。
マジでちっちゃいこの人ーーー(涙)
「君のスーツケースは?これだけ?」
「え?えぇ」
「貸しなよ。軽いな!」
と、彼は私にとってはまぁまぁ重いそれをヒョイと持って笑った。
それからフライトはどうだったとか色々私に質問したけど、
とにかく彼は終始凄く楽しそうで、本当にニコニコしていた。
私は、あぁきっと咲人にとっては私はガッカリさんじゃなかったんだ、と
ちょっとホッとした。
さぁ、果たしてどうなるこのデート!?
続きます!!