翌朝目が覚めたときも、まだ首が痛かった。
鏡を見ると、いくらかキスマークとも何かの病気とも取れそうな跡が残っていた。
あーあー。
どうすんねんこれ。。。
とりあえず風呂に入り、見事に筋肉痛になった脚をストレッチした。
ストレッチは痛かったけど、した後の足はずいぶんマシだった。
開脚しながら携帯をいじっていると、咲人からメッセージが届いた。
『いくつか君が観光できそうな場所をピックアップしたよ。
あと、レストランも。
もし何か困ったらいつでも電話して。』
優しいなー。
彼はすごく細やかだ。
追い討ちをかけるようにもう1通メッセージが来た。
『あと、キッチンの棚の鍵の締め方だけど……』
ほんとに細やか
それはいいよー!!と笑っていると、もう1通メッセージが届いた。
『ところで君は今も、今夜俺に来て欲しい? :)』
(@▽@)
えーと……
ポチポチポチ
『勿論会いたいわ』
『OK :)』
ううぅーーーんと天井を仰ぎ、ハテナマークを飛ばした。
えっとーちょと待って整理しよ。
昨日咲人は私に首噛んでいいか聞いて、んで噛んで、また来るよって言って、
んで今夜また来ますと。
なんか買って宅飲みするのかなぁ。
それとも、ハグして寝るの?
えーともしかしてそのー。。。何かするのか。。。しら。
私は彼のことを思い出していた。
てゆーかさ、あそこで聞くのってキスしていい?じゃないの普通は。
なんであの人噛んでいい?って言ったのかしら…
ほんでもしかして私たちって噛むだけの友達?
巷ではキスフレなるものがあるそうなんですけど、それですか?
カムフレ?
なんかカムフラージュみたい。
カムフレージュ、なんつって←アホ
とまぁバカなことはさておき、私は髪を乾かしながら考え続けた。
咲人がどんな気持ちなのかわからないし、
私と深夜に何をする気なのかもわからなかった。
まぁ普通なら、昨日あんだけ噛んだんだからそりゃ今夜は続きでしょうよって思いそうなんだけど、
私は昼間の彼があまりに紳士的だったのと
彼が一言もそれを連想させることを言わなかったのとで、
あっ、あと!私が結構鈍いのとで(トホホ)
今夜彼と致す気がしなかった。
だってさー咲人ただ噛んでただけじゃん。
それに好きとか言ってないしー。
ただ抱きしめて噛んでただけで別に体触ったりもしな……
あ、めっちゃお尻揉んでたわ
(・▽・)
私は思い出した。
ぽやややや〜ん(効果音)
「んっ、咲人……」
咲人が強く吸い付いたり優しく噛んだりするせいで
私は息が絶え絶えだった。
痛みとくすぐったさが交互に襲って来る。
耐えきれずギュっと抱きつくと、咲人も応えるように腕に力を込めた。
そしてそのまま私の背中をさすっていた。
何のきっかけもなく、そのまま彼の手は下に降りて行った。
そしてデニム越しに私のお尻に到達した。
ぽややや〜ん(効果音再び)
そーだわ。普通にお尻触ってたわ。
めっちゃ性的じゃん。
え、なに?じゃぁどうなんの?
てゆーか私たちの関係って何?????
超ーーーーーー今更だけど、あの人彼女いるのかしら!?
で、でもそれ聞いたらなんか私が気にしてるみたいじゃん←気にしてる
彼女になりたいかどうかって聞かれたらぶっちゃけよくわからないけど。
ブツブツと唱えながらなんとか着替え終え、私は街へ出た。
街は相変わらず物凄く暑くて、冷たいものなしには生きられない感じだった。
ようやく熱が引いたのはもう6時頃に、一旦雨が降ったからだった。
咲人オススメの店で1人夕飯を取り、私は部屋へ向かった。
ぶっちゃけ足が疲れた。
今日も完全に歩きすぎた。
でもやっぱり1人であの国いるよりも、嫌いな上司に会わなきゃいけなかったよりも、ずっといい。
初めての国で初めての人に会って、新しいことをたくさん知れた。
こんなに良い誕生日はないんじゃないかと思った。
部屋まであと少しの所で、咲人から連絡が来た。
『ごめんメイサ、予定していたよりも遅くなりそう。
多分22時くらいになりそうだ。
本当にごめん』
まぁ何つってもね、
私が勝手に突然来たので、責められませんわ。
『大丈夫よ!多分どこかで一杯ひっかけてるわ』
と言ってヨシと辺りを見回した。
えーーーと…………
何もねえな。
咲人が用意してくれた部屋はとても綺麗で素晴らしいし、
最寄駅は主要駅の一つだ。
でも一応住宅街。
なので、この辺でどこか一杯引っ掛けるって言ってもー……
「あ、あった!」
私の視線の先には、煌々と輝くネオンがあった。
この国言葉なのか、全然読めない(笑)
でも多分この店の名前で、それはまぁまぁな大きさのバーみたいだった。
見ると、店内にもテラスにもちょこちょこ人がいるし、
でも満席じゃなさそうだし、
何つっても近いからいいなって思った。
咲人に店の名前とそこにいることをメッセージして、私はドアに手をかけた。
開くとすぐにバーカウンターがあって、オッサンが数人陣取っていた。
ほんで
「!!」
全員が振り返った上に、メイちゃんを見てびっくりした。
う、うんそうだよね。
アジア人この辺にいないもんね……
おまけに!
私はマスターに向かって言った。
「He...hello.」
「!?!?!?」
多くないにしても、この国にもアジア人は住んでいる。
だけど、皆普通はこの国の言葉を喋る。
なのに、アジア人な上にカタコト英語の女がぷらっと入ってきた。
繁華街でもないのに。
皆私を凝視していた。
ど、どうする俺!?
ど、どうなるメイちゃーーーーん!!!
続きます!
鏡を見ると、いくらかキスマークとも何かの病気とも取れそうな跡が残っていた。
あーあー。
どうすんねんこれ。。。
とりあえず風呂に入り、見事に筋肉痛になった脚をストレッチした。
ストレッチは痛かったけど、した後の足はずいぶんマシだった。
開脚しながら携帯をいじっていると、咲人からメッセージが届いた。
『いくつか君が観光できそうな場所をピックアップしたよ。
あと、レストランも。
もし何か困ったらいつでも電話して。』
優しいなー。
彼はすごく細やかだ。
追い討ちをかけるようにもう1通メッセージが来た。
『あと、キッチンの棚の鍵の締め方だけど……』
ほんとに細やか
それはいいよー!!と笑っていると、もう1通メッセージが届いた。
『ところで君は今も、今夜俺に来て欲しい? :)』
(@▽@)
えーと……
ポチポチポチ
『勿論会いたいわ』
『OK :)』
ううぅーーーんと天井を仰ぎ、ハテナマークを飛ばした。
えっとーちょと待って整理しよ。
昨日咲人は私に首噛んでいいか聞いて、んで噛んで、また来るよって言って、
んで今夜また来ますと。
なんか買って宅飲みするのかなぁ。
それとも、ハグして寝るの?
えーともしかしてそのー。。。何かするのか。。。しら。
私は彼のことを思い出していた。
てゆーかさ、あそこで聞くのってキスしていい?じゃないの普通は。
なんであの人噛んでいい?って言ったのかしら…
ほんでもしかして私たちって噛むだけの友達?
巷ではキスフレなるものがあるそうなんですけど、それですか?
カムフレ?
なんかカムフラージュみたい。
カムフレージュ、なんつって←アホ
とまぁバカなことはさておき、私は髪を乾かしながら考え続けた。
咲人がどんな気持ちなのかわからないし、
私と深夜に何をする気なのかもわからなかった。
まぁ普通なら、昨日あんだけ噛んだんだからそりゃ今夜は続きでしょうよって思いそうなんだけど、
私は昼間の彼があまりに紳士的だったのと
彼が一言もそれを連想させることを言わなかったのとで、
あっ、あと!私が結構鈍いのとで(トホホ)
今夜彼と致す気がしなかった。
だってさー咲人ただ噛んでただけじゃん。
それに好きとか言ってないしー。
ただ抱きしめて噛んでただけで別に体触ったりもしな……
あ、めっちゃお尻揉んでたわ
(・▽・)
私は思い出した。
ぽやややや〜ん(効果音)
「んっ、咲人……」
咲人が強く吸い付いたり優しく噛んだりするせいで
私は息が絶え絶えだった。
痛みとくすぐったさが交互に襲って来る。
耐えきれずギュっと抱きつくと、咲人も応えるように腕に力を込めた。
そしてそのまま私の背中をさすっていた。
何のきっかけもなく、そのまま彼の手は下に降りて行った。
そしてデニム越しに私のお尻に到達した。
ぽややや〜ん(効果音再び)
そーだわ。普通にお尻触ってたわ。
めっちゃ性的じゃん。
え、なに?じゃぁどうなんの?
てゆーか私たちの関係って何?????
超ーーーーーー今更だけど、あの人彼女いるのかしら!?
で、でもそれ聞いたらなんか私が気にしてるみたいじゃん←気にしてる
彼女になりたいかどうかって聞かれたらぶっちゃけよくわからないけど。
ブツブツと唱えながらなんとか着替え終え、私は街へ出た。
街は相変わらず物凄く暑くて、冷たいものなしには生きられない感じだった。
ようやく熱が引いたのはもう6時頃に、一旦雨が降ったからだった。
咲人オススメの店で1人夕飯を取り、私は部屋へ向かった。
ぶっちゃけ足が疲れた。
今日も完全に歩きすぎた。
でもやっぱり1人であの国いるよりも、嫌いな上司に会わなきゃいけなかったよりも、ずっといい。
初めての国で初めての人に会って、新しいことをたくさん知れた。
こんなに良い誕生日はないんじゃないかと思った。
部屋まであと少しの所で、咲人から連絡が来た。
『ごめんメイサ、予定していたよりも遅くなりそう。
多分22時くらいになりそうだ。
本当にごめん』
まぁ何つってもね、
私が勝手に突然来たので、責められませんわ。
『大丈夫よ!多分どこかで一杯ひっかけてるわ』
と言ってヨシと辺りを見回した。
えーーーと…………
何もねえな。
咲人が用意してくれた部屋はとても綺麗で素晴らしいし、
最寄駅は主要駅の一つだ。
でも一応住宅街。
なので、この辺でどこか一杯引っ掛けるって言ってもー……
「あ、あった!」
私の視線の先には、煌々と輝くネオンがあった。
この国言葉なのか、全然読めない(笑)
でも多分この店の名前で、それはまぁまぁな大きさのバーみたいだった。
見ると、店内にもテラスにもちょこちょこ人がいるし、
でも満席じゃなさそうだし、
何つっても近いからいいなって思った。
咲人に店の名前とそこにいることをメッセージして、私はドアに手をかけた。
開くとすぐにバーカウンターがあって、オッサンが数人陣取っていた。
ほんで
「!!」
全員が振り返った上に、メイちゃんを見てびっくりした。
う、うんそうだよね。
アジア人この辺にいないもんね……
おまけに!
私はマスターに向かって言った。
「He...hello.」
「!?!?!?」
多くないにしても、この国にもアジア人は住んでいる。
だけど、皆普通はこの国の言葉を喋る。
なのに、アジア人な上にカタコト英語の女がぷらっと入ってきた。
繁華街でもないのに。
皆私を凝視していた。
ど、どうする俺!?
ど、どうなるメイちゃーーーーん!!!
続きます!