公式戦でGKデビューしてきました。
少しお歳を召した社会人サッカーには以下のようなカテゴリーがございます。
①35歳以上の「体に気持ちが着いていかない」男盛りのジェントルマンが集うミドルリーグ
②40歳以上の「気持ちに体が着いていかない」男下がりのジ・エンドルマンが集うマスターリーグ
管理人は②に出場しているんですが、開幕前になって両リーグへの出場を決めていた正守護神である主将桑原がまさかの入院。
この緊急事態に何とか手助けができないものか。
サッカーの血筋で言うなれば管理人家も捨てたものではない!羊は才能溢れるMF、羊兄もまた小ボケ溢れるGK♪
蹴れない、走れない、動けない管理人が出した結論は…
そして、試合当日。
管理人「DFに緊張感を持たせるためにやってきました。打たれたら終わりと思ってね♪」
吉松「そりゃ、緊張やな(笑)」
管理人「コーチングとゴールキックはできんので誰か頼みます」
安藤「了解、DFで対応するわ」
シュート練習時に改めて思う…「ゴールひれぇ…」
外れたと見送るシュートがほぼほぼネットを揺らす…ほんとシュートされたら終わりや(汗)
唸りを上げて飛んでくるシュートに恐怖すら覚える管理人。
こぇぇ…うーん、何か無いか!?図体だけがデカイ管理人に戦える武器は無いか…
困った…どうする!?恐怖?怖い?…こまった!?くまった?
熊!?
!!!
そう言えば、熊と遭遇したとき「走って逃げる」のは相手の狩猟本能を掻き立てるため逆効果らしいと言ってたな。効果的な行動は…
「体を熊より大きく見せること!」
これだ!!(笑)
とりあえず、実行。相手のシュート時に「ガオォォー!!」と小さく口ずさみながら体を大きく見せる。
すると…ことごとく枠を外れるシュート。
これだ!!(今、自信が確信に変わりました…)
試合前、監督代行の宗像より「天国にいるキャップのためにも開幕戦は勝利を届けよう!」
一同「死んでねーし!(笑)」
まぁ、ある意味、天国に一番近い男であることに間違いないが…(笑)嘘です、来月退院します♪
キックオフ前、ゴールマウスに立つ管理人。
そういや、このグランド。羊兄もよく試合をしていたよな…ここに立っていたよなぁ・・・。
キーパーグローブも借りてることだし、今日は父、頑張るよ!力を貸してくれ!
前半が始まる。
序盤から終始押し気味に進め、CKを何本も得るが…得点を奪えず。裏への抜け出しを見せるが…合わず。合わせても決めれずと…まぁ、決めるときに決めてないと流れが変わるのはサッカー界の常。
半ばを過ぎると徐々に相手ペースとなり、ポゼッションが逆転する。
中盤をコンパクトにしながらプレッシャーをかけるため、思い切りラインを上げるDF。そのDF背後に広がる無限のスペースが…異様に怖い。
また、サイドからの攻撃というのはほんと理に適ってることを痛感する。
ボールのあるサイド、そしてゴール前、逆サイドと…私はどこを見ればよいのだ?(笑)
そして、相手のFKがさらに管理人をパニックに陥れる。
正面やや右からの距離のある相手のFK。長いけど…打ってくるかなぁ…と真ん中ら辺に立っていると安藤が振り向き手を上げる。
ん?何??
(1秒後)
!!!
あぁ、壁の位置か…(TVで見たことあるな)
ニアポスト前に移動し、ちょっとだけKEISUKE HONDAを入れながら「右、もう少し右」と指示をして戻っていると…
キッカーがキックモーションに入り、シュートを蹴ってくる。
ぬ!?笛、鳴ってねーの!?
シュートコースは自分のやや右上。ジャンプしながら左手を伸ばすも届かん…
ガンッ!!とポスト外側に弾かれゴールラインを割った…うん、PANIC ZONE突入(笑)
さらに、攻め込まれる。
左サイドからの展開、逆サイドからPAに侵入している相手をフリーにさせている右SB。
もう、パニックです。
コーチングはできないと言ったけど伝えなければ…もう一度言います、管理人は既にパニックです。
口から出た言葉は…
『こっち来てーーーーー!!!!』(笑)
ハーフタイムに自分でも笑ってしまった。
前半は0-0で折り返したものの、後半になっても流れは変わらず開始から相手の猛攻。
両SBの裏のスペースがガラガラ、さらにバイタルもガラガラ。ハーフコートゲームが続き、どんどん飛んでくるシュートに…すでに熊どころではない(笑)
わからん…ピッチで何が起こっているんだ!?どう動いて良いのかもわからん(涙)
しかし、ここで羊兄のキーパーグローブにふと目が行き、少し落ち着きを取り戻す。
GKの動きはわからん。ならばと…GKよりも経験値のあるFWの思考で考え、動いてみることにした。
これが功を奏した。
相手のスルーパスを何度かカット。パスが出される前に既に飛び出しているのでゴールは無人だけど…(笑)
うむ、研ぎ澄まされてきたぞ。羊兄が降臨し始めたようだ…いかん、ちょっとGK楽しい。攻められているのが楽しい…そうか、そうだったな…私はMだ(笑)
最大のピンチだった左サイドからの相手のアーリークロス。
PA中央でバウンドするボールに飛び込むFWとDF、しかし、届かない。が、ファーに詰めていたフリーのFW。バウンドにあわせ至近距離からのヘッド!!
しかし、これにもなぜか反応。右手3本の突き指を犠牲にこのシュートを弾く。が…勢いが勝るボールはファーポスト方向に転がり…
ゴンッ。これまたポストに助けられ、すぐにセーブする。
(あぁ、そういや…羊兄もこの同じグランドで右手中指を脱臼しながら左手一本を前に突き出し、最後まで守ってたよな…きっとその時の闘志がこのグローブにも宿り、助けてくれたのだろう…)
うん、今のビッグプレーが私を(調子に)乗せてしまったな!!(笑)
終了間際、壁が不要なほど長い距離のFKを与えてしまう。キッカーは同じ人。
(…これだ!)
あえて、サイドの選手のほうを見ながら指示を出すふりをして無警戒を装う。しかし、視線はキッカーから外してない(笑)
すると、前半同様、隙を見つけたかのようにすぐに蹴ってきた!!
ノーバウンドで枠に飛んできたものの…今度は大丈夫!しっかりと両手で叩き落したところで試合終了の笛、0-0でミドル開幕戦は終了。
ふぅ、なんとかゼロに抑えることができた。
改めてGKの大変さを感じてしまった。一つの失敗も許されないGK。相手と戦いながらそんなプレッシャーとも戦っているのね…
少しお歳を召した社会人サッカーには以下のようなカテゴリーがございます。
①35歳以上の「体に気持ちが着いていかない」男盛りのジェントルマンが集うミドルリーグ
②40歳以上の「気持ちに体が着いていかない」男下がりのジ・エンドルマンが集うマスターリーグ
管理人は②に出場しているんですが、開幕前になって両リーグへの出場を決めていた正守護神である主将桑原がまさかの入院。
この緊急事態に何とか手助けができないものか。
サッカーの血筋で言うなれば管理人家も捨てたものではない!羊は才能溢れるMF、羊兄もまた小ボケ溢れるGK♪
蹴れない、走れない、動けない管理人が出した結論は…
そして、試合当日。
管理人「DFに緊張感を持たせるためにやってきました。打たれたら終わりと思ってね♪」
吉松「そりゃ、緊張やな(笑)」
管理人「コーチングとゴールキックはできんので誰か頼みます」
安藤「了解、DFで対応するわ」
シュート練習時に改めて思う…「ゴールひれぇ…」
外れたと見送るシュートがほぼほぼネットを揺らす…ほんとシュートされたら終わりや(汗)
唸りを上げて飛んでくるシュートに恐怖すら覚える管理人。
こぇぇ…うーん、何か無いか!?図体だけがデカイ管理人に戦える武器は無いか…
困った…どうする!?恐怖?怖い?…こまった!?くまった?
熊!?
!!!
そう言えば、熊と遭遇したとき「走って逃げる」のは相手の狩猟本能を掻き立てるため逆効果らしいと言ってたな。効果的な行動は…
「体を熊より大きく見せること!」
これだ!!(笑)
とりあえず、実行。相手のシュート時に「ガオォォー!!」と小さく口ずさみながら体を大きく見せる。
すると…ことごとく枠を外れるシュート。
これだ!!(今、自信が確信に変わりました…)
試合前、監督代行の宗像より「天国にいるキャップのためにも開幕戦は勝利を届けよう!」
一同「死んでねーし!(笑)」
まぁ、ある意味、天国に一番近い男であることに間違いないが…(笑)嘘です、来月退院します♪
キックオフ前、ゴールマウスに立つ管理人。
そういや、このグランド。羊兄もよく試合をしていたよな…ここに立っていたよなぁ・・・。
キーパーグローブも借りてることだし、今日は父、頑張るよ!力を貸してくれ!
前半が始まる。
序盤から終始押し気味に進め、CKを何本も得るが…得点を奪えず。裏への抜け出しを見せるが…合わず。合わせても決めれずと…まぁ、決めるときに決めてないと流れが変わるのはサッカー界の常。
半ばを過ぎると徐々に相手ペースとなり、ポゼッションが逆転する。
中盤をコンパクトにしながらプレッシャーをかけるため、思い切りラインを上げるDF。そのDF背後に広がる無限のスペースが…異様に怖い。
また、サイドからの攻撃というのはほんと理に適ってることを痛感する。
ボールのあるサイド、そしてゴール前、逆サイドと…私はどこを見ればよいのだ?(笑)
そして、相手のFKがさらに管理人をパニックに陥れる。
正面やや右からの距離のある相手のFK。長いけど…打ってくるかなぁ…と真ん中ら辺に立っていると安藤が振り向き手を上げる。
ん?何??
(1秒後)
!!!
あぁ、壁の位置か…(TVで見たことあるな)
ニアポスト前に移動し、ちょっとだけKEISUKE HONDAを入れながら「右、もう少し右」と指示をして戻っていると…
キッカーがキックモーションに入り、シュートを蹴ってくる。
ぬ!?笛、鳴ってねーの!?
シュートコースは自分のやや右上。ジャンプしながら左手を伸ばすも届かん…
ガンッ!!とポスト外側に弾かれゴールラインを割った…うん、PANIC ZONE突入(笑)
さらに、攻め込まれる。
左サイドからの展開、逆サイドからPAに侵入している相手をフリーにさせている右SB。
もう、パニックです。
コーチングはできないと言ったけど伝えなければ…もう一度言います、管理人は既にパニックです。
口から出た言葉は…
『こっち来てーーーーー!!!!』(笑)
ハーフタイムに自分でも笑ってしまった。
前半は0-0で折り返したものの、後半になっても流れは変わらず開始から相手の猛攻。
両SBの裏のスペースがガラガラ、さらにバイタルもガラガラ。ハーフコートゲームが続き、どんどん飛んでくるシュートに…すでに熊どころではない(笑)
わからん…ピッチで何が起こっているんだ!?どう動いて良いのかもわからん(涙)
しかし、ここで羊兄のキーパーグローブにふと目が行き、少し落ち着きを取り戻す。
GKの動きはわからん。ならばと…GKよりも経験値のあるFWの思考で考え、動いてみることにした。
これが功を奏した。
相手のスルーパスを何度かカット。パスが出される前に既に飛び出しているのでゴールは無人だけど…(笑)
うむ、研ぎ澄まされてきたぞ。羊兄が降臨し始めたようだ…いかん、ちょっとGK楽しい。攻められているのが楽しい…そうか、そうだったな…私はMだ(笑)
最大のピンチだった左サイドからの相手のアーリークロス。
PA中央でバウンドするボールに飛び込むFWとDF、しかし、届かない。が、ファーに詰めていたフリーのFW。バウンドにあわせ至近距離からのヘッド!!
しかし、これにもなぜか反応。右手3本の突き指を犠牲にこのシュートを弾く。が…勢いが勝るボールはファーポスト方向に転がり…
ゴンッ。これまたポストに助けられ、すぐにセーブする。
(あぁ、そういや…羊兄もこの同じグランドで右手中指を脱臼しながら左手一本を前に突き出し、最後まで守ってたよな…きっとその時の闘志がこのグローブにも宿り、助けてくれたのだろう…)
うん、今のビッグプレーが私を(調子に)乗せてしまったな!!(笑)
終了間際、壁が不要なほど長い距離のFKを与えてしまう。キッカーは同じ人。
(…これだ!)
あえて、サイドの選手のほうを見ながら指示を出すふりをして無警戒を装う。しかし、視線はキッカーから外してない(笑)
すると、前半同様、隙を見つけたかのようにすぐに蹴ってきた!!
ノーバウンドで枠に飛んできたものの…今度は大丈夫!しっかりと両手で叩き落したところで試合終了の笛、0-0でミドル開幕戦は終了。
ふぅ、なんとかゼロに抑えることができた。
改めてGKの大変さを感じてしまった。一つの失敗も許されないGK。相手と戦いながらそんなプレッシャーとも戦っているのね…
ちょっとGK永松を尊敬♪