右サイド劇場

九州女子サッカーリーグ⚽ヴェルスパ大分レディースとフレンチブルドッグ🐶がメイン💕まったりとよろしくお願いします♪

2019九州リーグ第10節

2019年09月22日 | 女子サッカー
心配された台風による影響は管理人の傘を破壊した程度で済み、開始時間は幾分早まったものの試合は予定どおり開催されました。
ただ、この濡れたピッチコンディションはどちらのチームに運をもたらすのか。本日の重要な一戦、解説は選手権に引き続き、吉松竿氏にお願いいたしました。

吉松:よろしく。
どちらのチームに運をもたらすのか…そうじゃな、やはり、日ごろの行いが良い方になるんじゃないかのぅ。

――確かに、日ごろの行いが…と何かにつけてよく言われていますね。
メジャーの大谷選手なんかは、球場でごみを拾うことは「他人の運を拾う」と本人も言っていますし…良い行いですよね。

吉松:うむ、大谷選手の行いは有名な話しじゃ。
生前に悪い行いをしてきた人は地獄に、良い行いをしてきた人は天国に、そして、中くらいの行いをしてきた者は…中国に行く(笑)と言われておる。

――えっと…さらりと放り込んできた「霊長類最低」のギャグですね。

吉松:またそれか。お前さんの2019流行語大賞か!ワシの渾身のギャグをさらりとプレーオンしおって…まぁ良い、試合の話しをしようじゃないか。

――それでは…前半最初の決定機はヴェルスパ。
吉岡からのロングボール、左サイドで熊谷が受け、相手を交わしながらゴール方向へとドリブルし、PA中央へとマイナス。松本が左足ダイレクトで合わせるもGK正面でした。

吉松:スリッピーなピッチの影響を受けない攻撃の選択は見事だった。しかしながら、この先制機をモノにできなかったのは残念じゃったのぅ。

――熊本の反撃。
左サイド橋本とのマッチアップ。しかし、ドリブルで抜かれ低いボールがゴール前へと入る。PAサークル付近からのシュートは相方釘宮が背中でブロック。
さらに攻勢にでる相手だったが縦パスを森山がカット。弾かれたボールは右サイド清水へ、素早くセンターサークル付近の松本へと繋ぎ、反転しながらのスルーパス。浅いDFラインの裏に飛び出した熊谷がGKと1対1に…1on1最弱トリオの一人熊谷、GKを抜きにかかるも素晴らしい反応を見せたGKに奪われ得点ならず。惜しい…そしてやっぱり(笑)

吉松:両チームともこの滑りやすいピッチに非常に気を使っておる。お前さんもワシの滑りやすいギャグには気を使わないといけないんじゃないかのぅ。それにしてもスピードのある両サイドのケアを釘宮、橋本がしっかりと行っており、ここまでは素晴らしい出来じゃな。
ただ、あれじゃな。相手のオフサイドトラップには苦労しておるのぅ。ビルドアップする吉岡とは反比例するようにラインをガガっと上げる相手DF、綺麗に揃ったラインの統率は素晴らしいもんじゃ。

――確かに…吉岡からのパスには6人がオフサイドの位置にいましたもんね(笑)
ヴェルスパ、ゆっくりと自陣でのボール回し、サイドが持ち上がり中央前線への展開が相手にかかり、すぐにそのサイド裏のスペースを使われ、ミドルを打たれるものファーに外れたところで給水。
おっと、ここで一段と雨が激しくなってきました。

吉松:ピンチの後にはチャンスありじゃ。給水明けのチャンスも惜しかった。
バイタルで熊谷のボールコントロールからの反転シュートは見事じゃった。防いだGKも見事じゃったが、そのこぼれ球に詰めた清水も見事じゃった。ただシュートは残念じゃったのぅ。
八代戦でも松本のクロスに詰めるシーンがあったが…どうも清水のシュートは上昇志向が強いようじゃな。

――ここまでバイタルエリアへの楔をしっかりとヴェルスパDFが出足の良い対応で抑えているシーンが目立ちます。そこからチャンスに繋がったシーンがこちら。吉岡がパスカット、跳ね返ったボールは再び相手がすぐに縦を狙う。しかし、清水が対応、そのまま森山へと落とし、センターサークル付近まで上げている相手のDF背後にライナー性のボールを送る。

吉松:あぁ、松本が右サイドに抜けたシーンじゃな。
飛び出したGKをサイドに流れながら交わし、無人のゴールへシュートしたまでは良かったが…それ以上に相手3のDFが良かったのぅ。

――はい、ゴールに入る直前、スライディングでブロック。CKとなりましたが素晴らしい戻りでした。
この好プレーで相手に流れが傾きます。
相手の中盤での崩しから自陣左サイドに入った位置で堪らず倒しFKを与えてしまう。DFとGKの間への速いボール、濡れたピッチにバウンドしたボールは更に加速してGK永松の頭上を越えようとする。
永松は冷静に見送るも…ネットを揺らす。

吉松:ネットはサイドネットじゃったんじゃな…入ったと思ったわ(笑)

――相手DFのクリアボールが雨中の空に舞い上がりヴェルスパ陣内に大きく跳ね返る…
この浮き球を相手のダイレクトパスでヴェルスパDFの間にボールが送られ、一人が抜け出す。森山、吉岡が相手を挟みながらしばらく追走…最後は上手くスライディングでGK永松へと落とす。
が、永松からの右サイドへパスが相手へと渡り、前を向かれ危険なゾーンまで侵入されたものの、釘宮が対応し事なきを得たシーンがありました

吉松:やはり、雨の日は極力前線への簡単なプレーを選択すべきことを再考させられるシーンじゃったのぅ。GKは慎重に慎重を重ねたプレーをしなくてはならん。
しっかし、相変わらず相手の最終ラインはズババババーッと上げてくるのぅ。今もまた4人じゃ(笑)まぁ、さっきより2人減ったけどのぅ…このオフサイドトラップをどう攻略するのか、後半の鍵じゃろうな。

――はい、熊谷の左足がGK正面を付いたところで前半終了、0-0で折り返すこととなりました。

吉松:あまり名前は出てこなかったが、前半の高本は良い出来じゃった。
中盤の広い範囲をまるで掃除機のように相手の攻撃の芽を吸い取り、その吸引力は前半終了まで弱まることなくヴェルスパの攻守を支えた。まるでヴェルスパの「ダイソン」じゃ!
そういえば、ワシが中学の頃、ダイソンとあだ名の付いたクラスメイトの大村君の話はしたかのぅ。

――いえ、まだです。
ダイソン…音読みで「大をダイ」「村をソン」と呼んだあだ名のようですね。

吉松:そうじゃ。
その他にも梅村君はバイソン、若村君はジャクソン、下村君はアンダーソンと、皆アメリカ人っぽいカッコいいあだ名をつけておった。ただ、津村君だけがバスロマンと呼ばれておった。

――アース製薬ぅ。バスロマンは、あぁすせぃやくぅー(粗品風)
何となく津村が作ったっぽいけど…

吉松:ちなみにワシはグッパイじゃ。
音読みではなく、「吉のグッドラック」「松のパイン」の英語を略してそう呼ばれておった。
ヴェルスパにも松村がいるじゃろ。そうじゃな…松村もやはり英語の方がええかのぅ。
となると…パイソンじゃな♪
シティハンター冴羽獠が使用するマグナムもコルトパイソンじゃし、FWをイメージする力強さがあってカッコえぇじゃないか!!

――グッパイはどうでも良いですけど、松村のパイソンは確かにカッコいいですね!!
さてさて、オチも落ち着いたところで…ここで現地の管理人と繋がっております。現地の状況をレポートしていただきましょう。現場の管理人さーん。

管理人:はい、こちらは今、山鹿カルチャーセンター内にある球場に着ております。
まずはこの写真を見てください。

ここが6年前の不慮の事故未遂現場です、当時も今日と同じように強い雨が降っていました。
コンクリ壁に沿った一番手前の段差を降りようとした瞬間、足を滑らせ左手のコンクリート壁に頭を強打したわけです。
今、こうして6年ぶりに対峙しても…やはり、身震いが起きてしまいます。そのせいでしょうか、昨日から原因不明の強い頭痛に悩まされています。

あれか…

――あっ…とここで後半が開始のため、現場からのレポートが途切れてしまいました。すみません。それでは、そろそろ後半が始まります。

後半最初シュートは熊本。サイドから中央へと落としたボール。距離はあったが狙うもワンバンしたシュートはGK永松が処理

吉松:このスリッピーなピッチ。特にワンバウンドしたシュートは加速するからのぅ。多少距離はあってもゴールを向いておったし、狙う選択は正解じゃ。

――ヴェルスパも橋本から良い笑いの展開が生まれます。
相手陣内左サイド深い位置での橋本スローイン、クルリとターンしてDF背後を取りボールを受けようとする姫野加へと投げられる。ボールは見事、姫野加の背中に乗り、ちょっと笑える(笑)
相手は冷静にボールを拾い前線へと送るも森山が相手に渡る前にカットし、ショートドリブルからロングは枠上に外れたが良い出足でした。

吉松:ほんとヴェルスパはスローインが笑タイムじゃ、大谷のSHOWタイムとは大違いじゃな(笑)

――数分後の47分、笑いではなく先制点がヴェルスパに生まれます。
中央中盤での浮いたボールの処理、松本が上手く胸トラで相手2人を交わし、詰めてきた1人はボールを浮かして交わす。最終ラインのDFに1度はボールを引っ掛けながらも抜き去りバイタルやや右サイドからPA侵入しGKと1対1。
シュートはGK正面を突いたものの目の前にこぼれてきたボールを再び蹴ろうとしたところで後ろから倒されPKを獲得。GKに触られはしたものの待望の先制点をきっちりと決めた。

土砂降りのピッチ上に歓喜の水色の輪が描かれました♪

吉松:先制に気が緩んだのか、このあと、すぐに危ないシーンがあったのぅ。

――はい、攻撃意識をさらに高めた熊本にも決定機が生まれます。
警戒していた左サイド15の突破から危険な位置からシュート!GK永松がジャンプするも届かず…
「ガンッ」と低く鈍い音を奏でたクロスバーに弾かれたシュートは逆サイドに転がり、クリアしたところで選手交代となりました。

54分清水→三砂。

三砂が入ったことでポジション変更があったのでしょうか。どうやら吉岡が本職の前線に…

吉松:うむ、いよいよ鎖から放たれた狼が見れるんじゃな…♪

――中央熊谷からのスルーパス、その吉岡が抜け出してオフサイド。

吉松:ガオー(笑)

――このFK、サイドから中央へとパスを繋がれ、バイタルの10が逆サイドへのパスと見せかけからのゴール方向へのターン、そして右足一閃。しかし、GK永松がジャンプしながら片手一歩でコースを変え、クロスバー上に外れる!素晴らしい反応でした!!
このCK、橋本がヤッホーイとジャンプヘッドで弾き返したところで給水に入ります。

ヤッホーイのオーバーラップからスローインを得ると吉岡の速いリスタート、そのまま縦へと抜ける動きを見せた橋本へとボールを投げ入れる。
橋本のクロスは相手に弾かれ再び吉岡の足もとに…さっと納めるとゴール方向へドリブルを開始、相手を引きつけ、中央シュートコースの空いた松本へ横パス。バイタルから狙ったが大きく枠横に外れる。

吉松:リズムは悪くないのぅ。

――ダイソン高本からの綺麗な縦パスに一時は松村が抜け出すも追いつかれ作り直す。フォローに入っていた吉岡へと渡し、横、縦からの横と足元が悪い中、切れのあるステップを見せシュートコースを作り出しての右足は…酸素切れ(笑)力なくGK正面。

さらに右サイドセンターライン付近から釘宮スローイン。
受けに来た三砂へ当てダイレクトでリターンをもらう。釘宮もダイレクトで縦松村へと当て再びダイレクトでリターンを受けると、ワンタッチコントロールからDF裏へのスルーパスに吉岡が抜け出す。
今度はオンサイド!
しっかりとミートしたシュートだったが、惜しくもファーポスト横、これは惜しい!!!

相手陣内右サイドで相手のパスを読んだ高本がチャージ、こぼれ球を熊谷が拾い松本へ、そしてDF裏の広いスペースに走る吉岡に…ガオー。結構出ていました(笑)

吉松:あれかのぅ、うちの10番と24番は恋と最終ラインには盲目なんじゃろうか(笑)

――ちょっと言ってる意味が分かりませんが…
直後にも三砂からのスルーパスに抜け出すもガオー(笑)
さらに相手のサイド展開を狙ったパスを三砂がブロック、熊谷が一旦納め、松本に落としてからの長いスルーパスは…吉岡ガオー(笑)今回はギリギリでしたが、素晴らしい裏への狙いです。

さぁ、試合も残り10分ほどとなりました。

吉松:まだ安心できる時間ではないのぅ。
なぜなら、カップヌードルなら3つ食えるし、ウルトラマンならあと3体の怪獣と戦える時間じゃ。

――おっとここで選手交代です。解説…には交代はないようです(笑)
78分高本→姫野杏

吉松:おぉ、やっと戻ってきたのぅ(涙)

――サイドチェンジからのクロスは誰にも触れずゴール前を通過。逆サイドへと流れるボール、フォローに走る相手に対して釘宮が素早い寄せを見せクロスを封じ、スローインとした。
しかし、このスローイン、相手に身体を上手く入れ替えられ、PAに侵入されてからの速いマイナス。ここは姫野加がニアでブロックし、何とかCKへ…

吉松:うーむ、凌ぎの刻じゃな。
ここに来て中盤とDFのバランス良くないかのぅ。DFの枚数は足りているように見えるんじゃが、中盤が下がり過ぎているためなのか…中盤での優位性が保たれておらん。よって相手にボールを支配されておるんかのぅ。

――CK、ニアへの低いボールはサイドへと弾き返したものの、CKを蹴った選手が拾い、すぐにシュート。しかし、強風にも流されたボールは大きくニアポスト横に転がりながら外れた。ただ、DF陣によりシュートコースはしっかりとブロックされ、空いたコースにはGK永松が待ち構え対応していた。

吉松:あともう少しじゃ。踏ん張りの刻じゃ。

――ATが表示され残り時間もあと僅か。
右サイドライン際のドリブルで縦へと仕掛けた松本が倒されFK。このFK、森山が速いボールをゴール前に放り込む。吉岡がDFラインからひょこり抜け出し、頭でボールコントロールしての右足シュートは垂直に真上(驚)ただ、これも抜けた時点でガオーだったようです…(笑)
そして、そして、ゴールキックが蹴られたところで試合終了。

吉松:勝利の刻♪


○ヴェルスパ大分 1(0前半0)0 熊本USC○
得点者:松本

なお、今節その他の試合は台風により延期。

(第7節:9月15日開催分)
熊本USC 1-2 八代フューチャーズ

【第10節+第11節終了時】
順位 勝 分 敗 [勝点] 得点 失点 得失
1位 07 01 00 [22] 45 03 +42 秀岳館
2位 07 01 02 [22] 26 11 +15 ヴェルスパ
---1部へ自動昇格---
3位 06 01 01 [19] 29 08 +21 八代Ft
---1部との入替戦---
4位 04 01 05 [13] 18 20 -02 NW北九州
5位 03 03 04 [12] 32 14 +18 熊本USC
6位 03 00 06 [09] 21 22 -01 トリニータ
7位 01 03 04 [06] 11 24 -13 柳ヶ浦
8位 00 00 09 [00] 01 81 -80 ANCLAS


フットサル選手権【代表決定戦】は…先制したのに残念だったな…
カティオーラALTY 1(1PK3)1 COLAC.O FUKUOKA
ALEGRE CAMINHO 1-0 ASTRO鹿児島
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