銀の人魚の海

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かごの中の乙女

2017-01-12 | あ行~さ行 旧作映画観賞
籠の中の乙女。
ギリシャの監督。
なんと言ったらいいのか~カンヌある視点グランプリ作。

ヘンタイ家族の物語、ですんでしまうかもしれない。
ハネケに少し似ているが、哲学、思想的ではなく
狂気、バカバカしいと言えば、それで終わる映画だった。

短いのは良い。

五人家族、父母はなぜか息子と娘二人を社会と断絶し育てている。

かんきょうは森の奥などではなく、車があり、それほど辺鄙ではない。

十、二十代の三人は、誰とも接触せず生きていて、
教育も親から、おかしなことを教えられる、というか、洗脳されている。

家の外へでると、ネコという怖い生き物がいて、殺されるーなど、
父は血の絵の具を塗りたくり、ネコにやられたと演技する、笑える。

姉妹が麻酔薬を嗅ぎ失神するゲームでは、コレクターを想った。

なんなのかい。(@_@;)

SEX、息子には、父の部下らしき女性相手に、性の不満がないように配慮。

目隠しして自宅まで女性を連れ、
息子の相手をさせる、というそこまで配慮!(◎_◎;)
だったら、妻にさせればいいのに~

後に、その女性に不都合ができると、やはり近親相姦になる。
部屋も白系、白い服が多い。

妻は夫に従順で、サラリーマンの夫と電話で密かに会話し、
子供達の行動を確認し合う。

その古い電話は金庫に隠してあるっていうのも!

ラスト、ついに姉の方が外へ出たい!となったのか、

自傷し、父の車のトランクに隠れる。

夜、いなくなった娘を父は必死で探すが~
翌朝、トランクに隠れた娘がいる車で会社へ。
そこでパッと終わる。その後、どうなるかは不明。

R18でSEX系はきわどいが、エロというより気持ち悪い。

一般的なR18ではない。

何を撮りたかったのか?

斬新と言えばそうかもしれないが、閉鎖家族間のブラックユーモア?

現実的には、こんな生活はできっこないと思うが、
できてるにしないと、この映画始まらない。



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