銀の人魚の海

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NHKスペシャル 福島からの報告

2017-02-02 | 日々の雑感
NHKスペシャル、それでも生きようとした、原発事故から五年、

福島からの報告。

この春で六年になる東日本大震災。原発事故。

今でも、14万近い人が避難生活を送っている。

年月が経過し避難者の自殺率が上がっている。

学者は、「曖昧な喪失感」と言う。

戻れる家は、ほぼ無傷で残っているのに、

農業は放射能で不可能という現実から自殺へとなる。

89歳の老人が自殺。東京へ避難していた。

コミュニティの分断も大きい。

避難して知人がいないので、外へ出ない、家でアルコールばかり。

河内村、三十代の若い夫婦は、震災後、結婚し解除されるとすぐ戻り、

笑顔で農業を始めたが、まだ放射能物質が多く、土は汚染されていた。

それでもがんばったが、米の価格は三分の一になり、生活できず

地元の採石場でも働くことになる。

父は早くに亡くし母と同居、ある夜、若い夫婦は家を出て、

そのまま自殺し戻らなかった。

映像では明るい笑顔だったので、信じられない思いで見た。

南相馬のある地区では汚染土の黒い袋が多数目に入る。

これは、どうなるのか?

福島のNPOなごみは、自殺を食くいとめるため、

孤立した人たちを訪問している。初めは拒否されても、

だんだんとうちとけていく老人が映る。

お寺では、清掃を通しコミュニティをとる事も試みている。

三月で六年、だんだんと記憶が薄れていく中、

まだ14万、多い!人が、それぞれの場所で避難し、

がんばって生きていることを忘れてはいけない。

いつどこでまた大地震が起こるか、全くわからない国である。

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