散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

夏のピーちゃん

2009年09月25日 | ★デジカメタ坊写真帳
7月のある朝、雨戸を屋外から開けに行き、新聞をポストから引き出すと、地面でピョンピョンはねるものを見つけた。よく見ると、スズメの子だった。羽根をバタバタいわせるものの、飛ぶどころか、ゴロゴロころがるといった方が形容にピッタリ。ひょいと両手ですくあげると、体中に蟻が群がっている。それを丹念に払いのけ、生け垣の葉が密集したところにのせてみたが、バタバタとしたと思ったら地面に落ちた。それではやむを得まいと箱に入れ、どこの巣から落ちたんだろうと、脚立を持ち出し、屋根や庇、雨樋などを調べてみたが、それらしきものは見あたらない。子スズメは小刻みに震えているし、なんとかしなければと思い、虫を食べさせればいいんじゃないかと短絡的な考えで、庭木に我が物顔でいる青虫を何匹かつかまえて、目の前に置いたが、まったく餌と思っていない風がある。次に小鳥の餌ならいいに違いないと考えて、ホームセンターへ行き、インコ等の小鳥の餌というのを買ってきて、お湯で柔らかくして与えてみたが、これも口を振るわせて飛び散らせ、食べる気配がない。
インターネットで調べてみると、意外に似たような経験をした人が多いのにビックリ。湯溶きキナコと玉子の黄身を、先を尖らせた割り箸ですくい、口を開けたところをノドへ流し込むようにするとよいと書いてあったので、早速試してみる。すると、バクバク食いついてくるではないか。本当に実体験は、ペットフードよりも勝る。こまめに与えること4日、5日目からは皿にのせた小鳥の餌と水を自分でついばむようになった。大きめの箱にアクリル板のフタをのせていたが、ちょっとしたすき間があれば、羽根をパタパタさせて不器用ながらも飛び出すようになった。
ちょうど一週間、そのころには「ピーちゃん」と名前をつけて呼ぶようになったが、いつまでも手元に置いておくわけにはいかない。箱をベランダに置いておくと、しきりに仲間(親?)らしきスズメがピーチクやってきて、一緒に飛ぼうと誘っている?それとも、餌目当てかもしれないけど・・・。それでも、自然に帰すべきだろうと、早朝、近くの川へ行って放した。
最近、生け垣にやってきては窓をのぞきこむスズメがいる。ピーちゃんかもしれない。声をかけると慌てて空に向かって飛んでいく。来年、子どもを連れて庭へ遊びに来てもらいたいものだ。

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2 コメント

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どっちにしようかな? (管理人)
2009-09-27 13:54:08
やっぱり、大きいつづらだな!
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すずめ (酔華)
2009-09-26 22:00:48
スズメの恩返しなんてのが、あるかもしれないよ。
現金の入った「つづら」かな。
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