家族はつらいよ

館内は、お客さんがいっぱいで空席が見つからないほどでした。

横浜の我が家（瀬谷区）から映画を観に行こうとなると、
南町田のグランベリーモール内にある１０９シネマズか、
ＪＲ横浜線鴨居駅向かいのららぽーと横浜内にあるＴＯＨＯシネマズでしょうか？
電車なら、相鉄線なので、海老名か横浜へ行くのですが、
今回は「千葉」で観ようということになりました。
行く先は、木更津イオンモール内にあるＵＳスネマです。

ちょっと年寄りにはわかりにくいタッチパネル操作の自動発券機で購入。
上映時間まで２時間あったものの、
巨大モールなので、駐車場の心配も、時間消化の心配もありません。

映画は、2013年に公開された「東京家族」の出演者が”家族”として、
再び共演するという、山田洋次監督作品です。
横浜市青葉区に３世代２世帯住宅に長男夫婦と同居する老夫婦、
ある日突然、妻が離婚届に判をついてといい出します・・・。
いわゆる、流行りの熟年離婚というやつです。
メタ坊も先輩からいろいろ話を聞いていたので、
観ていて、身近な話題が盛り込まれ、なかなか面白い作品に仕上がっています。
詳しくは、公式ホームページをご覧いただければと思います。

「東京家族」をご覧になった方にしてみると、
いろいろオーバーラップしてくる場面があるので、
同じ俳優さんなのに、まったく違う性格を演じていることに、
違和感がある反面、演技力に感心することも。
ただ、山田監督が、この映画をフィルムで撮っていることを知ったとき、
山田組の出演者にしろスタッフにしろ、
山田監督がフィルム映画のすべてを伝承しようとしているんだと思いました。

さて、千葉勝浦タンタン暮らしを計画中のメタ坊にとって、
映画も人生の楽しみのひとつです。
千葉県の映画館事情を調べてみると、
千葉県の南半分にはないことがわかりました。
映画館の南限は、木更津イオンモール内にあるＵＳシネマです。
滞在の地、千葉勝浦から車を走らせて６０ｋｍの距離です。
これは、横浜駅から出発して、小田原へ行く距離とほぼ同じ。
都市部と田舎の格差は広がるばかりです。