千葉勝浦・のんびり、ゆったり

のんびり、ゆったり、くつろげるホテルに泊まりたい。そう思いながら、ホテルや旅館に泊まるのだけれど、旅館はまず禁煙部屋がないこと、部屋に入ると部屋係と称するお姉さんがやってきてお茶を入れ、ひととおりの挨拶・案内が終わるまで座布団に座ってじっとしていなくてはならず、男衆の布団の上げ下ろしというイベントもあって、のんびりくつろげたものではない。それを割り切ってでも、旅館がいいという人もいるが、我が家は絶対ホテル派なのだ。施設名にホテルを冠しているところをいうのではなく、客室係の人は部屋までは案内するが、希望しない限り部屋には立ち入らない。寝具はベッド。当然、禁煙フロア・部屋があり、夕食はフレンチコースが基本、朝食はアメリカンブレックファストがいい。最近は、人件費削減の折、バイキング形式が多いのは、やむをえないところ。
で、ここ数年来のお気に入りホテルは「ブルーベリーヒル」という勝浦市にあるホテル。ある学校の宿泊研修施設を計画ベースにしたという広大な敷地の中に、施設が点在する。利用に慣れていないとこんなに不便なところはないんじゃないかと思えるが、２度、３度通ううちに、効率のよい利用の仕方を覚えてしまい、部屋や浴室の広さや施設回りの環境が、実にのんびり、ゆったりくつろげる。無料でできる屋外テニス、卓球やバドミントンができる屋内体育館など、アクティビティーもかなり充実している。ありがちなゲームコーナーやラーメンコーナーなんて場末っぽいものもないのがいい。施設内には乗馬体験できる馬場もあり、実はひそかにあのハルウララが余生を送っているという。何度か馬場に行っては眺めているがまだお目にかかったことはない。夏には近くの海水浴場へでかけてもいいが、無料のプールがある。あの有名なテルムマランというタラソテラピー施設を一度は聞いたことがあると思う。隣接する三井の森が開発したミレーニアという別荘地と併せて、ここが千葉だとは思えない情景にビックリすることだろう。
しかし、宿泊しようと旅行社のパンフを見ても、そうそう掲載されているものが見あたらない。主にＩＴ関係企業の保養所契約の宿泊者が多いらしい。ぜひ一度、どんなものか宿泊してみたらいいと思う。そうそう、ペットととまれる専用ホテル棟があるのも珍しい。