散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

確珍犯vol.5

2008年11月01日 | ☆撮!本日の逸品
最近の景気の悪さは、自転車操業どころではなく、ブレーキも効かず、チェーンも外れたまま、降りきったと思われた坂道がまだゆるゆると続いているといった感じで、将来不安と現状不信に、小金持ちは貯蓄をがっちり、消費を削り、サラリーマン家庭は最低限の消費に対し貯蓄を取り崩す一方、低賃金労働者は働かずに生活保護に頼ろうかと考えはじめ、実際に生活保護などで働かずに生活の糧を得ている人は、もともと働く意志無く、働く場所も無くといった傾向が強い。で、ますます納税者の負担は大きくなる。
生活費の切りつめが進むと、なぜか公園の蛇口がひんぱんに開け閉めされるようになる。この公園でさえも早朝から人の出入りが垣間見える。寒くなったせいか、あずま屋生活からビニールシート家屋を建て始める人まで現れる。そのうち蛇口の栓はだれかが管理するようになるのだろうが、それは対処療法であって、根本原因の解決にはなっていない。
公園の水道で、今をとりまく状況が見えてくるが、これを確珍犯として、見立てるヤツはどれほどいるのだろう?よく見ると、蛇口にステンレスの囲いがある。蛇口に頭をぶつけた子でもいるんだろうが、今度は囲いに頭をぶつける子が出て、親の抗議で水道自体が撤去されるのももうじきに違いない。おかげで何もない公園が増えた。怪我をする子どもがいなくなり、そのために人の痛みがわかる大人がいなくなる。
昔は、病気を治す“お医者様”だったが、今は、病気を治して当然の“医師”となり、救急で運ばれた瀕死の患者を死なせれば、個人名の“容疑者”となってしまう。だから、受入拒否は自己防衛の手段として最初に出すカードの1枚にすぎない。まして、心情的に訴えられやすい産科、小児科は敬遠されるのだ。つくづく選挙のたびに対処療法でやり過ごしてきた社会システムを、十年二十年先を展望してなんとかしようという政治家はいないものだろうか?小泉劇場も国民に痛みを強いただけで、破綻のスピードを早めてしまった。国民の望んだ結果だと言うが、勝手に夢見て裏切られたのであって、このような結果は望んでいなかった。

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