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旅に、乗り物の想い出は尽きません。
幼稚園が休みになると、家の近くから、バスに乗り京急・汐入駅へ。
そこから各駅停車の電車で浦賀駅に行き、またバスに乗り替えて波止場に向かい、東海汽船で東京湾を渡り浜金谷港に着くと、滑り止めがついた渡し板をバランスを取りながら岸壁に下ります。
目の前には、緑と赤ラインの日東交通のボンネットバスが待っていて、その最後尾席に座ります。
デコボコ道を轍に入って弾むと、天井に届くほど跳ね上がるのを楽しめるからです。
館山駅に着くと、小一時間ほど長い木のベンチに座って、丸・石堂線のバスの到着を待ちます。
今から思うと、幼稚園年長さんで、全行程半日かけての一人旅は信じられない行動力でした。
東海汽船のタタミの大部屋で浦賀駅前の不二家で買ったシュークリームを食べることとと、バスに揺られながら梅干しおにぎりを1個食べたのを覚えています。
この習慣が、休みのたびにどこかへ出かけたくなる衝動へと結びついたに違いありません。
崎陽軒のシウマイ弁当ではなく、季節のお弁当を食べるたびに「旅」を想い出します。
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