神奈川大和・泉の森

大和市にある面積約42ヘクタールの緑地。位置的には米軍厚木基地の北方にあるといえば、ほぼ「ああ、あの辺りね。」とお判りになると思う。グーグルマップの航空写真で見ると確かに一塊りの緑地となっているし、東名高速の渋滞ポイント「大和トンネル」といえばピンとくるに違いない。大和市の中央を流れる引地川の水源にあたり、かながわトラスト緑地に指定されている。アクセスは相鉄線相模大塚駅から徒歩15分と歩き甲斐のある距離で、緑地内を散策してもかなりウォーキングを満喫できる。パンフレットを見るとパーキングの印が何か所か表示されているものの、実際行ってみると細い道をウネウネと徐行しつつ入り込んだ末に、行き止まりなどで容易に駐車場を見つけることは至難の業なので覚悟しよう。
野鳥はもちろん、樹木や草花など季節の移ろいに併せて、自然を身近に楽しめる。今回は、しらかしの池で春風に舞い散る桜と、水辺をにぎやかに泳ぐ鳥たちを眺めることができた。やはりここは弁当と水筒を携えてハイキング気分で楽しみたい。小さな売店があるけれど、余り期待しない方がいいみたい。
岸辺にコサギが飛んできてメダカをついばんだ。すると、すぐ目の前の空から轟音をたてて哨戒機が厚木飛行場へ着陸していった。さすがに飛行場の進入路に位置していることを思い知らされる。まわりを見渡せば、人も鳥も魚も、散歩する犬も、少したりともビクともしない。皆地元の方たちなんだろうか？