散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

横浜上瀬谷通信施設・桜祭り

2008年03月30日 | ☆横浜じゃん
イラク情勢が沈静化したかというとそうでもないし、対テロ問題が無くなったかというとまたそうでもない、世の中にいろんな事件が起きて、過去のこと(今でも継続して燻り続けている問題にもかかわらず)は、すでに無くなったも同然のようにニュースされなくなっただけに過ぎない。例年、厳重な警備のもとで米軍上瀬谷通信施設の祭りは実施されていたが、3月29日開催の今回は、度重なる不祥事のせいもあってか、実にオープンで友好的な雰囲気の中、桜祭りは催された。その甲斐あって、会場の芝地にはウッドストック(例えとしては古すぎる?)を彷彿とさせるかのような人だかりで、周辺道路は大混雑、最寄りの瀬谷駅からの人波は途絶えることがないほどだった。米軍有志のバンドによるロックや歌謡曲には、かなりの練習の成果が見え、涙そうそうをしっとりと歌い上げるとなると、単純に拍手喝采する人もいたが、我ながらちょっと複雑な気持ちになった。
模擬店はいつもどおり、アメリカナイズされたボックス型の店舗で、ホットドッグやナチョス、ケーキ、基地グッズを関係者やその家族が売っていた。中でもハンバーガーやバーベキューは人気で長蛇の列。物見遊山で行った者としては、小一時間も並ぶのが面倒と列の短いブースで買って食べたが、思えば結構なお値段で、円高ドル安の中でかなりの「円」が獲得できたに違いない。行列のハンバーガーが三百円で、並ばないホットドッグが六百円は、さすが自由経済の元祖だけのことはある。どおりで、値札が元値の上に貼り付けられていた訳だ。天候が悪くて人手が振るわないときは、バンバン思い切り値下げするのもアメリカ的だ。一方、甘いポップコーンを作っているブースでは、余りの売れなさに値段を下げようという友人の発言に「日本人にこのカリフォルニアテーストのポップコーンがわからないだけさ」といって、ポップコーンを紙皿に山盛りにして会場内を試食勧誘しはじめたのには、楽天的でもあり、日本人の固定観念(ポップコーン=塩味)を知ろうともせず、押し売ろうというアメリカの本音が体現される場面を見ることもできた。
会場からの帰り道、つくづくと見上げた桜の老木は、環状四号線の拡幅に伴う伐採計画が周辺住民により退けられたものの、老いによる倒壊予防を理由?にした大枝の剪定が行われて、見るも無惨な立ち姿をしていた。樹齢からいえばもう引退を考える年齢のはずだから、伐採反対よりも植え替えを条件にすべきだったのではないかと私は思う。それにしても、この人手にあてこんだ日本人もいて、海軍道路の沿道で、野菜や赤飯、ヤクルト、だんご、饅頭、植木、得体の知れない飾り物を売っているヤツがいる。祭りや市場の賑わいはもともとこの混沌とした雑踏が商売の原型なのだ。

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1 コメント

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米軍基地 (酔華)
2008-03-30 21:59:11
4月19日は根岸の米軍基地でフレンドシップデーが開催されます。9.11以前はまったく自由に入れたのに、あれ以来、ボディーチェックを受けるようになりました。

あそこには食料品の倉庫があって、お祭りにそれを放出していたのです。いまでもそうなのかなぁ…
あれって、軍需物資の横流しじゃないのかな。

それはともかく、バドワイザーが100円だった。いろいろなアメリカ的ゲームも面白かった、でも、最近のはダメだ。金儲けに走っています。何がフレンドシップだっ!と言いたい。
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