だれもが一度は、浮世絵に描かれた場所を訪ねてみたいと、思ったことがあるに違いありません。
江戸五街道の、特に東海道五十三次とか、中山道六十九次を歩くことがブームだったようですが、新型コロナウィルス感染拡大に伴う外出自粛などで、ままならなくなりました。
メタ坊も、若かりし頃、出かけるたびに、宿場といわれるところには立ち寄っていたのですが、その当時と違い、詳しいガイド本が出ていたり、浮世絵自体の画像がインターネットを使って検索し、印刷して、
その絵と見比べながら、江戸時代にその場にいただろう絵師や旅人と、同じ立ち位置にいることが容易に確かめられるようになったことが、流行する要因なのではないか、と実感しています。
新型コロナが流行る以前、”浮世絵を歩く”をテーマにすえて、横浜市内3宿のひとつ「神奈川宿」の、それも「宿」ではなく「台」を歩いてみました。
神奈川宿が浮世絵に登場すると、必ず「台」の風景(見出し写真)が描かれたほど、当時は風光明媚な場所だったようです。
この台には、茶屋が並んでいました。
なかでも有名だったのは「さくら屋」で、今、唯一営業している田中屋辺りにあったようです。
神奈川宿の関門跡の碑。
当時撮影された関門を見ると、もっと保土ケ谷寄りにあったようです。
この辺りでしょうか?
台の坂の頂点から横浜駅西口に向かう階段があります。
こんな急階段ですが、上り下りする人が絶えません。
階段を下りると「18禁」マークの民家?らしきものが・・・江戸時代、ここは海でした。
下から階段を見上げると、台へ戻る気が失せました。
みなさんも気まぐれに階段を下りないようにしましょうね。
ではまた。
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