「貧乏は幸せ」といわれますが、それは心の持ちようをいっているのでしょうか。
青っぱなを垂らした子が同級生に何人もいて、
メタ坊も、兄からおさがりのツギのあたった服を来て小学校に通っていました。
それだけに、買ってもらったランドセルは、どんなに重かろうと、
背負っていくのは苦になりませんでした。
母の内職を手伝うのは当たり前だったし、
我が家の小さな畑を耕したり、収穫したりも、
おおざっぱすぎると怒られながら、やらされたものです。
散歩の途中、見上げた桜の木にサクランボ(見出し写真)が黒く色づいています。
子どもの頃、おやつなどというものがなかったので、
こんなしぶいものを、口を紫色に染めて食べましたし、
キイチゴやノイチゴ、桑の実はごちそうでした。
イチジク、ビワやカキは、木から落ちるといわれても、
猿のようによじ登り、へばりついて取ったものです。
ツツジやツバキの花の蜜も見逃せません。
近所のイベントに出かけてみたら、
年配者の方が出店しているテントにグミの実(下写真)が売られていました。
こんなに食べたら渋り腹になるぞと、怒られたことを思い出しました。
お金さえあれば何でも手に入る時代になって、
ありがたみや感謝の気持ちが希薄になってしまったと、
つくづく思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます