散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

確珍犯vol.3

2008年10月31日 | ☆撮!本日の逸品
日本の古来からの文化に「見立て」というものがある。本来の物の姿や用途を、別の姿になぞらえたり、違う使い方に用いたりすることをいう。和歌や俳句、芸能などさまざまなものに「見立て」が活躍する。あるときは“粋”であり、またあるときは“野暮”だったりして、一喜一憂する。落語では、扇子を煙管や箸、筆に見立てたり、手ぬぐいを煙草入れや書籍に見立てたりする。山陰地方には「一式飾り」といって、陶器や金物など一種類の道具だけで、あるテーマ=物語を形作って競い合うというところもある。
確珍犯も見立ての一種で、きわものコレクターでも有名な、みうらじゅん氏がウンチクしているのも頷ける。今回の木の有り様は、じ~っと眺めないとわかりにくいかも知れないが、私は“M”に違いないと直感した。それにしても、有刺鉄線の食い込みが痛々しい。在りし日の大仁田厚もリングで血だるまになっていたことをオーバーラップさせる。一部にはイボのようなものもあって、ずいぶんイケイケだったのではないかと推測させる。

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