散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

マスクがない

2009年06月01日 | ☆たまに修行
メキシコで発生した新型インフルエンザ。初期の頃のニュースで流れる映像には、地下鉄出入り口でマスクを配る関係者と、マスクをかけた市民が映し出されていた。時期がゴールデンウィーク前だったことから、急遽、渡航自粛とマスクの着用を繰り返しあおり立てた。すると、電車やバス、店舗、そして行き交う人々にマスクをかけている人が目立ち始める。しかし、メキシコやアメリカから帰国した人たちは、皆「町なかを歩いてもマスクをしている人を見かけなかった。マスクをしているのは必ずと言っていいほど日本人で、逆にマスクを取るよう現地の人から注意された。帰国して、マスクをしている人が多いのにビックリした」と言う。連休も明けると国内感染者が出る。取材する人がマスクを付けてテレビに映し出される。そして、手洗い、うがいの励行と、マスクは午前と午後に交換した方が感染を防げる効果大だとマスコミが宣伝する。すると瞬く間に、オイルショックのときと同様に、店頭からマスクの姿が消え、売り切れ、在庫が無く入荷待ちお詫び、という紙が商品ケースに張り出された。厚生労働大臣がメーカーに24時間体制でマスクの増産を指示したと記者発表した途端、マスコミは「マスクは感染した人が付けるべきで、感染していない人がマスクをしても効果が薄い」といい出した。戦争遂行に荷担し、大本営発表を繰り返した戦前・中のマスコミとなんら変わらない体質を露見させ、国民もまた踊らされ、翻弄されていることに気付かされた。日本でのパンデミックは、秋から冬といわれているが、たぶん、夏の冷房による感染拡大ではないかとも予想している。
それにしても、途上国は無抵抗状態に近く、いったん感染が拡がりはじめたら、医療の恩恵を受けられない下層・底辺に暮らす多くの人々が死に直面することになる。ある報道では、メキシコでの発生源はアメリカ資本の養豚場だという。世界経済を破綻させたのは、リーマンショック=アメリカ経済にあるのだが、この景気低迷の中、好景気にわく途上国「BRICs」はアメリカにとって国益を害する存在とみなされているに違いなく、いずれもがアメリカに匹敵するほどの巨大国家だから、日本に対するスーパー201条の適用なんてことをこれらの国に強制するは難しい。その布石が新型インフルで新興国へダメージの陰謀?となれば、パンデミックにあたり、途上国はその経済をもって国民救済に充てるのか、経済進展のため国民を犠牲にし、階層間の憎悪を増幅させるのか、二者択一という課題を突きつけたのではなかろうか?そして、イスラム社会にしろ、アフリカ諸国もその渦中に巻き込まれることも計算に入っているのか?近未来映画の見過ぎかな?

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