遠望・富士山2020.04.14（観光白書）

昨日の雨は、丹沢の山々を薄っすらと雪景色にしました。

昼過ぎには、雪は消えてしまいました。

夕刻には、富士山のシルエットがぼんやりと浮かんで見えます。

自宅や近所から眺めるばかりの富士山。早く間近に見られる日が来ないかな。

ということで、外出自粛といっても、不要不急といっても、
人の動きは止まらない・・・のは、なぜなのでしょうか？

公園には、子どもたちがたくさん遊んでいるし、
散歩コースには、高齢者が闊歩しています。
在宅勤務になった人は家の中にいて、
普段は優雅なランチタイムや買い物を楽しんでいた家人も、
在宅に付き合うのみならず、昼食づくりなどの手間が増え、
イライラは募るばかりです。
テレビをつければ、新コロナウィルスの患者が増えたけれど、
どこでどう感染したのかは「わからない」といって、
不安不信を煽ります。
チャンネルを変えると、
春爛漫の景色やグルメな食べ歩き映像があって、
いつもなら人だらけの場所がガラガラだ！と放送するのでは、
行ってみたくなるのは、正直な気持ちなのではないでしょうか？

そこで「令和元年度 観光白書」に、こんな記述を見つけました。

第Ⅲ部 平成 30 年度に講じた施策
第３章 すべての旅行者が、ストレスなく快適に観光を満喫できる環境に

第１節 最先端技術を活用した革新的な出入国審査等の実現
４ 出入国審査ブース・CIQ 体制の充実
　増加する訪日外国人旅行者が我が国への出入国を円滑かつ快適に行えるよう、地方空港・港湾も含めた出入国審査等の状況を十分考慮して、CIQ に係る予算・定員の充実を図り、関係省庁等の連携の下、必要な物的・人的体制の整備を進めた。具体的には、2018 年度（平成 30 年度）において、入国審査官 271 人、税関職員 302 人、検疫所職員 95 人、動植物防疫官 41 人を増員した。
　他にも、出入国管理では、空海港施設の供用開始に伴う出入国審査体制の整備に必要な経費等を予算案に計上した。
　税関では、X 線検査装置等の取締・検査機器の配備等を実施した。
　検疫では、患者搬送車両や、アイソレータ付き車椅子等の感染拡大防止のための設備等の物的体制の整備をした。
　動植物検疫では、動植物検疫探知犬１頭の増頭による水際での携帯品等検査の体制強化や、多言語ポスター、リーフレット及びウェブサイトの多言語化等による広報強化を実施した。
（中略）
８ CIQ 体制の強化による更なる円滑かつ厳格な出入国審査体制の実施（審査ブース端末の増設等）
　成田空港等の空港・港湾施設の拡張等に対応するための審査端末機器等を整備するとともに、急増するクルーズ船旅客に対応するため、クルーズ船入港数が急増している港を管轄する地方入国管理局に携帯型のクルーズ船用審査端末機器等を整備した。

第７節 「世界一安全な国、日本」の良好な治安等を体感できる環境
７ 感染症対策の着実な実施
　「国際的に脅威となる感染症対策の強化に関する基本計画（ここをクリック！）」（2016 年（平成 28 年）２月９日国際的に脅威となる感染症対策関係閣僚会議決定）の着実な実施のため、検疫所等関係機関が実施する検疫体制や訓練の状況を把握し、地方公共団体との連携体制を強化していくことで、緊急時における国内関係機関の対処能力の向上や体制の強化を図り、感染症対策を着実に推進した。
＜このフレーズは、平成30年度観光白書も同じです＞

「観光白書」は、国土交通省・観光庁が報告書として提出し、
閣議決定されました。

閣議決定とかけて、釘の緩いパチンコ台ととく、
そのココロは、あとさき考えずに出し放題

感染症が蔓延しつつある現状を考えれば、
白書って、美辞麗句の作文にしか見えません。ハックション！！！
原発事故の時もそうですが「ああしておけばよかった」は、
そのうちに『想定外』という理屈で片付けられてしまうんでしょうね。

こんなときだからこそ「ＩＲ推進」を積極的に進める覚悟なら、
誘致するしかない！と思わせるほどの対処能力を
横浜市は見せつけて欲しいものです。

カ～ラ～スゥ、なぜ泣くのォ、カラスの勝手でしょう・・・