誠に勝手乍ら女房が逃走した為・・・探しに行ってきます
中華街ランチ探偵団のブログに、センセーショナルな張り紙が掲載されていた。
横浜市中区本牧にある「いなせ寿司」というお寿司屋さんの張り紙で、臨時休業を知らせるものらしい。
さすが店名の“いなせ”を標榜するだけに、“粋”と“酔狂”にこだわっているのかもしれない。
なにしろ、今どき「女房」というのは、時代劇や落語の中の下町の八っつぁん、熊さんしか使わないともいえる単語で、本牧の下町的雰囲気を伺わせる。
そこで、張り紙に釣られて、ランチしに出かけてみた。
横浜駅東口バスターミナルAブロック4番ポールで、105系統本牧車庫前行きに乗る。
概ね、10分毎に1本出ている。
左手にみなとみらいの街並みを見て、桜木町から横浜市役所、横浜スタジアム、中華街西門、元町、山手トンネルを抜けると、本牧のメインストリートに入り、千代崎町バス停で降りる。
和菓子屋「喜月」の前を通りすぎて、本郷町二丁目の交差点手前、左手に店はあった。
戸を開けると、真っ直ぐ伸びた通路の右手に、15席ほどのカウンター、左手に襖で仕切られた個室、奥にはテーブル席が3つ。
初見のメタ坊に、「らっしゃい!」と、カウンターの中から低い声が飛ぶ。
見ると、捻り鉢巻きを粋に巻いた、こわもての男が2人、上目遣いに、こちらをちらりと見た。
「女房に逃げられたのはどちらなんだろう?」なんて、余計な詮索はできようはずもなく、「お客さん、アガリでいいかい?」の問いに、「ハイ!」と答えるしかなかった。
店内セットメニューとして、
にぎりセット(見出し写真)と、生ちらし、穴子ちらし、鮪ちらしが、各880円。
特製にぎり 1150円、特製ちらし 1330円、特上にぎり 1650円。
そして、いなせスペシャルという名の、極上にぎりが 2250円だ。
ネタといい、酢加減といい、お手頃価格な割に、美味い。
アラでとった味噌汁も絶品だ。
ほとんどが常連客のようで、お客さんが注文する前に、「今日は、生ちらし、だね」「特上4つ!」と顔を合わせた途端に、声をかけたりする。
そのため、人によっては改めて注文もせずに、座った途端に世間話をはじめるお客さんがいたりするから、「本当に、握っちまうよ」なんて確認の声が飛ぶなど、実に「いなせ」っぽい、間の取り方。
気づくと、お好みで頼んでいるお客さんも多い。
そういえば、壁にネタの名札が下がっていて、「■ 2ケ 160円」「■■ 2ケ 210円」「■■■ 2ケ 320円」「■■ 2ケ 420円」に分類されている。
つまり、■マークのついた小さな“ゲタ”に、にぎりが乗って出てくる、明朗会計のお寿司屋さんなのだ。
平日ランチだと、
あなごちらし、まぐろちらし、にぎり六貫セット、まぐろにぎり六貫が、それぞれ580円なので、地元ではチョー人気店だという。
近くて、ディープな“ヨコハマ”は、本牧にあることを実感できるお店のひとつに違いない。
(店内)
(外観)
中華街ランチ探偵団のブログに、センセーショナルな張り紙が掲載されていた。
横浜市中区本牧にある「いなせ寿司」というお寿司屋さんの張り紙で、臨時休業を知らせるものらしい。
さすが店名の“いなせ”を標榜するだけに、“粋”と“酔狂”にこだわっているのかもしれない。
なにしろ、今どき「女房」というのは、時代劇や落語の中の下町の八っつぁん、熊さんしか使わないともいえる単語で、本牧の下町的雰囲気を伺わせる。
そこで、張り紙に釣られて、ランチしに出かけてみた。
横浜駅東口バスターミナルAブロック4番ポールで、105系統本牧車庫前行きに乗る。
概ね、10分毎に1本出ている。
左手にみなとみらいの街並みを見て、桜木町から横浜市役所、横浜スタジアム、中華街西門、元町、山手トンネルを抜けると、本牧のメインストリートに入り、千代崎町バス停で降りる。
和菓子屋「喜月」の前を通りすぎて、本郷町二丁目の交差点手前、左手に店はあった。
戸を開けると、真っ直ぐ伸びた通路の右手に、15席ほどのカウンター、左手に襖で仕切られた個室、奥にはテーブル席が3つ。
初見のメタ坊に、「らっしゃい!」と、カウンターの中から低い声が飛ぶ。
見ると、捻り鉢巻きを粋に巻いた、こわもての男が2人、上目遣いに、こちらをちらりと見た。
「女房に逃げられたのはどちらなんだろう?」なんて、余計な詮索はできようはずもなく、「お客さん、アガリでいいかい?」の問いに、「ハイ!」と答えるしかなかった。
店内セットメニューとして、
にぎりセット(見出し写真)と、生ちらし、穴子ちらし、鮪ちらしが、各880円。
特製にぎり 1150円、特製ちらし 1330円、特上にぎり 1650円。
そして、いなせスペシャルという名の、極上にぎりが 2250円だ。
ネタといい、酢加減といい、お手頃価格な割に、美味い。
アラでとった味噌汁も絶品だ。
ほとんどが常連客のようで、お客さんが注文する前に、「今日は、生ちらし、だね」「特上4つ!」と顔を合わせた途端に、声をかけたりする。
そのため、人によっては改めて注文もせずに、座った途端に世間話をはじめるお客さんがいたりするから、「本当に、握っちまうよ」なんて確認の声が飛ぶなど、実に「いなせ」っぽい、間の取り方。
気づくと、お好みで頼んでいるお客さんも多い。
そういえば、壁にネタの名札が下がっていて、「■ 2ケ 160円」「■■ 2ケ 210円」「■■■ 2ケ 320円」「■■ 2ケ 420円」に分類されている。
つまり、■マークのついた小さな“ゲタ”に、にぎりが乗って出てくる、明朗会計のお寿司屋さんなのだ。
平日ランチだと、
あなごちらし、まぐろちらし、にぎり六貫セット、まぐろにぎり六貫が、それぞれ580円なので、地元ではチョー人気店だという。
近くて、ディープな“ヨコハマ”は、本牧にあることを実感できるお店のひとつに違いない。
(店内)
(外観)
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