散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

確珍犯vol.15

2011年09月25日 | ☆撮!本日の逸品

こんなにカブってて、いいのかなぁ?

「冠水位」っていうことは、ここまで水が溢れてきますよ・・・ということを示している物差しな訳で、場所的なことを考えれば、まさか津波ということではないでしょ?
場所は、千葉県船橋市と八千代市の境目、広大な自衛隊習志野駐屯地演習場の端っこに隣接している公道上に立っていた。
分かり易くいえば、かっぱ寿司八千代店の前。

そういえば、かっぱ寿司の建物基礎も妙に高かった。
調べてみると、印旛沼が洪水を起こすことがたびたびあり、1つは、印旛沼に流れ込む河川の増水により溢れる(内水という)、もう1つは、印旛沼から利根川に流れているものが、利根川の増水により逆流し溢れる(外水という)。
江戸時代、何度も開削工事を試みたが失敗、明治43年の関東大水害では、関東平野一面が水没したと言ってもよいほど、利根川、荒川水系の河川のほとんどが氾濫した。

昭和44年になって、印旛放水路が完成し、利根川の水が逆流してきた場合には、ポンプで東京湾に注ぐ花見川(検見川)に流せるようになった。
それでも、万が一ということなのか、それとも、かっぱ寿司の前が低地で、集中豪雨があると巨大な水たまりとなるのか、車がプカプカ浮く目安としての水位が別のガードレールにも表示されていた。


民主党政権による事業仕分けで、あの蓮舫議員が「200年に1度の大洪水を想定するのは百歩譲って分かるが、全部の完成まで400年かかるのは意味が判らない、ムダ使いだ」として、“廃止”判定をした。
結局、平成24年度には、縮小して事業継続する予算編成が行われた。
東日本大震災の“想定外”の津波で、福島第一原発で未曾有の放射能事故が起こったことは、記憶に新しい。
歴史学者や考古学者に言わせれば“想定”できていたことだった。
それに対して、スーパー堤防は想定のもとに計画されている。
それも、100年前の明治43年に起きた関東大水害を基準にしているようだ。

ちなみに、台風と高潮が重なった大正6年の大津波では、横浜も大災害に遭っている。


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2 コメント

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Unknown (ryuji_s1)
2011-10-04 19:47:19
すごく水がかぶることがあるようですね
土地が低いのでしょうね
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ごぶさたしてます (管理人)
2011-10-16 21:50:56
本当に忙しくて、毎日帰宅は午前1時過ぎでした。
この冠水標識は、よく見かけるものなのでしょうか?
あの場所を思い浮かべると、なぜ冠水するほど低い土地なのか想像できません。
しかし、想定外の惨事というのが多い世の中ですけど、たいがいは「オレは知らないことにするからね」のひとことで片づけられること、経験上、多くありませんか?
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