大きなドラッグストアは、ある意味新製品の宝庫で、ワンダーランドだ。
そのたくさんある商品の中から、宇津救命丸や実母散、龍角散、最近では赤チンを見つけるだけでうれしくなる。
今回は、肝油ドロップを見つけた。
私もそうだけど、我が家の子どもも、うっかり子どもの手の届くところに置いておくと、ついつい食べ過ぎてしまうので、肝油ドロップの缶は、いつもタンスの上に置いてあって、ずいぶん高いところから、缶に描かれた子どもが見下ろしていたと、子供心に思う。
つくづく成分を見ていたら「?」と思う「アラビアゴム」という文字が印刷されていた。
確か、成分表示とか原材料表示は、多い順に記載されることになっているのだから、ドンケツだけにちょっとだけ使っています程度なのだろうけれど、何のどこに使われているんだろう?
それで、他にないのかな?と思って隣の棚の商品を、ひょいっと取りだしてみると、
あったあった。ゼラチンの次で、炭酸カルシウムの前に。
しかし、いったいアラビアゴムはなんの役割を担っているのか?
すぐ隣の棚で見つかったぐらいだから、全体にすればかなりの確立で使われていると考えていい。
調べてみると、植物から採った天然の材料で、主に乳化剤や安定剤として飲料・食品に多く用いられているらしい。アイスクリームやガムシロップなどがそれで、医薬品では錠剤のコーティングに用いられる。さすがに薬局に置かれる商品だけに、成分を乳化剤や安定剤とはせずに、しっかりアラビアゴムと表示している訳だ。
恐るべし、アラビアゴム。
感心します。
でも、なんでアラビアなんだろう。
私らの世代は肝油ドロップではなく、
プニュプニュした肝油でした。
給食のあとに必ず1粒出たもんです。
まずかったなぁ。
たぶん、昔はイスラムといってもわからないから、中東、アフリカ辺りから入ってくるものを通称アラビアって、つけたんじゃないかな?