散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

蒸しパン

2009年12月04日 | ★ぐるメタ坊食日記

子どもの頃、パンを買って食べることは贅沢だとされた。
食パンは、学校給食のイメージが強く、カサカサでゴワゴワ、香りも味も今とは比べものにならないくらいまずかった。
パンについていたビニール入りのジャムには、今でこそ死語となった「こびと」の文字と「黒んぼ」のイラストが描かれていた気がする。
当時、商店街にあるパン屋の主力商品は、コッペパンで、注文に応じてジャムやチョコ、マーガリンに砂糖、焼きそばやコロッケなどを挟んでソースをチュ~ッとかけてくれた。
昔ながらの店がまだ残っているかどうかわからないが、最近、追浜や横須賀中央で、歴史ある姿を留めるパン屋を発見できた。
シャッター通り商店街が増えるにつれ、昔ながらのパン屋が絶滅するのは時間の問題だ。
さて、家でパンというと、蒸しパンが常識で、ふきんがフタに挟まれていなければふかし芋、挟まれていれば蒸しパンが想像できた。
その世代をターゲットにしているのか、「ミスタームシパン」という店が増殖しているらしく、鶴ケ峰駅前にも最近オープンした。



当初は、もの珍しさから完売する日も続いたけど、夕方には「10%引き」とかで残り物を売っていることが目につくようになってきた。
ムシパンの前は、ケーキのシャトレーゼがテナントとして入っていたけど撤退は早かった。
シンプルな小麦粉、砂糖、塩で作ったという「ミスタームシパン」が140円。
オレンジチョコとか、さつまいも粒あん、キャラメルコーヒーなど、トッピングと具のバリエーションで160円~200円の価格帯で売っている。
チラシでは、けっこう具が多そうに印刷してあるけど、食べてみるとちょっとしか入っていない。
なんでもそうだけど、サンプルや評判と違う店はリピーターがやってこない。
それにムシパンごときに100円以上出すのは、ムシパン世代にとってデフレ化では無理がある。

そこで、試しに市販の粉を買って作ってみた。



ニップンの粉と、ムシパン世代ならご存知、干しぶどう。
箱の裏に書いてあるとおりすればよいものを、そこは男の料理、干しぶどうガバッと入れて混ぜ込んで、ガッチリと蒸した。



無理矢理蒸し器に並べたから、偶然にもハート型になってしまった。
食感は、もちもちしているので遜色はないけど、ミスタームシパンや箱の写真のように「割れ」なかった。
ミスタームシパンのチラシには、生地に玉子、牛乳、バターは使わず、砂糖はキビ砂糖、作った生地を低温熟成発酵させ、蒸し器で15分、と書いてある。
今度は、市販のものではなく、昔風に粉からチャレンジしようかな。


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4 コメント

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コッペ (酔華)
2009-12-05 04:55:13
野毛の「キムラヤベーカリー」が好きです。
コッペパンが置いてあり、ピーナツバターやジャムなどをその場で塗ってくれます。
もちろん昔みたいにダブルとかもありです。
懐かしい味わい。
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音楽通 (管理人)
2009-12-06 01:11:08
キムラヤベーカリーって、
県立音楽堂へ行く「音楽通」とかいう、
道を入ったとこにある、
シベリアだかロシアだかの、
ぶ厚いようかんをカステラで挟んだものが
有名な店でしたっけ?
そういえば、ずいぶん行ってないなあ。
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違うよ (酔華)
2009-12-08 06:00:40
音楽通りにあるのはコティベーカリーです。
シベリアを売っています。
キムラヤベーカリーは町内の反対側、バラ荘とか庄兵衛に近いほうです。
小さなパン屋なので、気づかずに通り過ぎてしまうかもね。
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今度チェック! (管理人)
2009-12-09 20:56:30
ここのところ、野毛へ行くときは、
パリ一で宴会がパターン化してて、
うろうろしてないからわからない。
江戸っ子商店の通りかなぁ?
ヒマを見つけて、今度チェックしに行きます。
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