散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

大阪は「くいだおれ」るか?

2008年04月10日 | ★ぐるメタ坊食日記
ついに「くいだおれ太郎」で一世を風靡した大阪道頓堀の顔ともいうべき食堂「くいだおれ」が今年7月に閉店することを発表した。その会見の中で「くいだおれ人形の写真を撮るだけで、お店には入ってもらえないことも多かった」と理由を語ったのが何ともやるせなかった。その店の名のとおり大阪はくいだおれの街といわれ、実際、何度訪れても、同じ店に行ったり、同じメニューを選んだりしたことはない。だからといって、道頓堀に行って「くいだおれ」に入らない手はないと、店に入って「くいだおれ太郎サンデー(写真)」を食べた。デジカメで物珍しげにいろんなものを撮っていたら「どちらから来はったん?」と聞かれ、「これを食べたくて横浜から」と答えたら「お客さんのサンデー、ラッキーナンバーが当たってましたわ」といってお土産をいただいた。これぞ大阪商人の心意気だ!なんて感激して店をあとにしたのが今も印象に残っている。
とかく大阪は元気がないと評される。しかし、それ以上に日本全体に活気がない。東国原知事人気で一躍注目の的となった宮崎県は異例中の異例。どげんかせんとあかんといって、自分の生まれ育った愛すべきふるさと宮崎を活気づけたいという一念が多くの人の共感を呼んだんだと思う。知事就任時は大事件勃発で職員との不仲説もあったが同じ宮崎県人としてお互いを認め合う姿勢がいつの間にか、芸人・そのまんま東という人間を、知事・東国原に変えた。その点、橋下大阪府知事に大阪が好きだという姿勢がちっとも見えてこない。神奈川・横浜に至っては、松沢知事・中田市長ともども、ただ単に売名のために行動しているとしか思えない。日本全国、勢いのあるまち、瀕死のまち、いろいろあると思うが、そのまちを好きだと思っている人が多いか少ないかが活性度の目安なのではなかろうか?
横浜の場合、ほとんどの市民が横浜市歌を歌える。横須賀から移住してきた私にとって、相当のカルチャーショックを受けた。25歳まで暮らしてきた横須賀市民が横須賀市歌を歌ったことがないのだ。耳にしたことはあっても歌詞すら記憶にない。それが同世代の横浜市民が十数人で宴会をして、手拍子で締めるのはありきたりすぎるといって、声をあわせて横浜市歌を歌うのである。歌詞は文語調で私には意味不明でも、楽しそうに歌うのだ。開港50周年の記念に作られた横浜市歌は時代を超え世代を超えて歌い継がれた。歌えば皆共通のアイデンティティーで繋がるのである。それが、中田市長になってから、君が代が徹底されたため、市歌を学校で歌うことがなくなったという。故に今の小学生は横浜市歌は歌えない。おまけに開港150周年に新しい市歌を制定しようという話まである。情けない。
話が逸れてしまった。
ありがとう「くいだおれ」。ぜひ閉店までに、奮発して「くいだおれセット」を食べに行きたいと思う。これをご覧の皆さん、大阪行ったら「くいだおれ」でっせ!

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