一年の締めのコンサートは フジコ・ヘミングだ！ ②

和服をアレンジしたような衣装をまとったフジ
コ・ヘミングさんは係の人の手を借りてゆっくりとステージ中央にセッティングされたピアノの所まで進み観客の方に一礼して椅子に座った。



その時 観客から割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

さすがフジコ・ヘミングさんの人気は凄いな！

そしてしばし間をとって一曲目の曲が始まった。
彼女のタッチはとても柔らかで優しい。彼女の指から奏でられる音はとても澄んでいてどこまでも優しい感じがした。

昨日の演奏曲目は曲目は知らなくても一度は耳にしたことがあると言うポピュラーなもので構成されていた。

聴き進んでいくとあれ？？？ なんかいつものピアノのリサイタルとは違うぞ！

そんな感じがした。全体的なテンポが彼女独特の間で取られているので少しゆったり気味なのだ。
それに音がちょっと違うように感じられる所も何ヶ所かあった。

ショパンの英雄ポロネーズやモーツァルトのトルコ行進曲など力強く鍵盤を叩く所も普段他のピアニストで慣れ親しんでいる様な感じとも少し違う！

今まで聴いてきたピアノとは違うぞ〜!

僕の頭は混乱してきた！

でも僕はフジコ ワールドに飲み込まれて行った〜！

事前に配られていた演奏曲目リストと若干進行が変わっていて、後半の最初に演奏されるはずのモーツァルトのトルコ行進曲まで前半で演奏された。

と言うことは後半は演奏曲数が少なくなるんだ・・・

そんな事を考えているとフジコ・ヘミングさんは登場の時と同じように係の人に手を取ってもらいゆっくりと袖の方に消えて行きました。


ここから20分の休憩に入ります！

さぁ！ 後半はフジコさんのペースに乗り遅れないようにがっちり行くぞー！