ミカウバー日記!音楽とグルメと旅行が好き!

今まで参戦したライブや訪れた内外の場所や食べ歩いたお店などを中心にその時感じた雑感について書いていきます!

一年の締めのコンサートは フジコ・ヘミングだ ! ③

2018-12-21 21:35:54 | 日記
20分の休憩が終わり会場の客電が落ち再びフジコ・ヘミングさんがステージに登場。



今度はブルー系の衣装をまとっての登場となった。

後半はドビュッシーの月の光からスタート!
タッチはどこまでも柔らかくて優しい!僕には冷たいくらい青い月の光が窓から部屋に差し込んでくるイメージが浮かぶ。

とにかく後半も完全にフジコ ペースで演奏は進んでいく、時にゆったりとそして時に軽やかに!

なかなか口では表現し辛いんだけどとにかく今まで聴いてきたピアニストの誰とも違うフジコ・ヘミング独特の間が音の一つ一つを包みこみ支配していると言う感じかな・・・

実は僕はフジコ・ヘミングさんの事は名前と顔それに遅咲きのピアニストという事位しか存じ上げていなかった。

だから国籍が無くて留学出来ず移民という形でドイツに渡りそこで過酷な環境で生活する事を強いられた事やそれが元で聴力を失ってしまった事など をこのコンサートを観てからググって知りました。

しかも年齢も85歳になられるという事もこの時初めて知らました。ピアノを弾いている彼女はとてもその様なご高齢である事を感じさせませんでした。

見ているとなんかとても可愛い感じがするしブレることなく自分の信念を貫き通して生きて来られたんだなと思った。

後半も精力的に演奏を続けプログラムに書かれた曲目が終わった時点で短いMCを入れ最後にショパンのワルツとサティのジムノペディを演奏してくするのだけど今回はれた。

ジムノペディはそのタイトルは知らなくても多くの人が一度は耳にしたことがあると思うくらいこのメロディはよく知られている。

この曲をライブで聴いたのは今回が初めてなのでとても感激した。

ゆったりとそして静かな旋律のこの曲を聴いていると心が洗われる様な気がする。そしてこの曲が終わるとかいじょうないは割れんばかりの拍手が鳴り響いていて感動的ですらあった。

普通オーケストラだと演奏が終わってからカーテンコールが数回あってその度にマエストや独唱者はステージと袖の間を行ったり来たりするのだけど今回は足の具合が悪い事もあってかカーテンコールは無しでステージから袖に引っ込む時に一度ステージの方を向いて手を振ってくれ終わりになった。

こうして年末最後のコンサートは無事に幕を閉じたのだった。

そして既に来年6月のコンサートの先行予約を会場でおこなっていた。受付の所には既に長蛇の列ができておるではないか!

やっぱりフジコ・ヘミングと言うピアニストは人気あるですね〜!



あまりに列が長かったので来年の一般予約の時にチケット🎟取ろうかな?

今回初めてフジコ・ヘミングと言うピアニストの演奏に触れた!

だけど 彼女の世界についていけない自分がいたのも事実だ!

是非もう一度 彼女のライブに参戦してみて更に深く彼女の魅力に迫りたいです!