今日は祖母の七回忌だったので親戚の家に行ってきました。
亡くなったお祖母さんとは僕はそれほど親密な関係ではなかった。
幼い時は僕が田舎に住んでいたので一年に一度会うかどうかという感じだったし、大人になってからもあまり頻繁に会いに行くということはなかった。
それでも寝たきりになってしまった最後の3年間はそれまでとは見違えるように頻繁に祖母の顔をみにいくようにした。寝たきりの祖母をみていると本当に可哀想になった。毎日がとても長くて辛いだろうなぁと思うようになった。だから祖母の顔をみにいく時は出来るだけ祖母のベッドの横に座って話をしたり一緒に歌ったりするようにした。
その時だけは少し嬉しそうにしてくれたので僕も嬉しくなった。
そして帰るときには また来てや! というようになった。
祖母が亡くなった時祖母との思い出って何かあるかな?と振り返ってみた。殆ど接点がなかった僕にとって祖母との思い出は数えるほどしか無い。
そして唯一鮮明に覚えているある光景を思い出した。
それは僕がまだ小学生の時田舎に住んでいた頃の話だ。
珍しく祖母が関西から僕の住んでいる田舎の家に遊びに来てくれた。それは春の頃だった。僕の家から散歩がてらに結構離れたところまで歩いていった。
その時に道の両脇に無数のつくしが生えている光景に出くわした。
☝️イメージ写真です
辺り一面頭を出しているつくしをみて子供の様にはしゃいで喜んでいる祖母はこれをとって帰ろう!と言い出した。たまたま入れ物になる物を持っていたのでそこに採れるだけつくしを採った。
祖母は超ご機嫌でそのいっぱいになったつくしを持って家の方に向かって歩き出した。
通りかかった地元のオバさんがそのつくしを見てつくし なんかどうするだ?と尋ねたら玉子とじにして食べると祖母が答える。
つくしを 食べるだか? とオバさんが再度確認!
春の柔らかい光に包まれ道端に無数に生えている つくし! そしてそれを無邪気に採って食べると言う祖母。
何故かその時の光景は僕の脳裏から離れずにいる。
もちろん家に帰ってつくしの 袴を取りしばらく水に浸けてから本当に玉子とじにし夕食に食べた。
☝️イメージ写真です
その時食べた つくしの卵とじが美味しかったかどうかは全く記憶に無い。
後にも先にも僕がつくしを食べたのはその時だけだ。
そんな事を思い出しながら中々ややこしい祖母であったが何処か憎めないところもあって許せてしまうんだよな。
御墓参りに行って一応祖母の冥福を祈った僕なのでした。
亡くなったお祖母さんとは僕はそれほど親密な関係ではなかった。
幼い時は僕が田舎に住んでいたので一年に一度会うかどうかという感じだったし、大人になってからもあまり頻繁に会いに行くということはなかった。
それでも寝たきりになってしまった最後の3年間はそれまでとは見違えるように頻繁に祖母の顔をみにいくようにした。寝たきりの祖母をみていると本当に可哀想になった。毎日がとても長くて辛いだろうなぁと思うようになった。だから祖母の顔をみにいく時は出来るだけ祖母のベッドの横に座って話をしたり一緒に歌ったりするようにした。
その時だけは少し嬉しそうにしてくれたので僕も嬉しくなった。
そして帰るときには また来てや! というようになった。
祖母が亡くなった時祖母との思い出って何かあるかな?と振り返ってみた。殆ど接点がなかった僕にとって祖母との思い出は数えるほどしか無い。
そして唯一鮮明に覚えているある光景を思い出した。
それは僕がまだ小学生の時田舎に住んでいた頃の話だ。
珍しく祖母が関西から僕の住んでいる田舎の家に遊びに来てくれた。それは春の頃だった。僕の家から散歩がてらに結構離れたところまで歩いていった。
その時に道の両脇に無数のつくしが生えている光景に出くわした。
☝️イメージ写真です
辺り一面頭を出しているつくしをみて子供の様にはしゃいで喜んでいる祖母はこれをとって帰ろう!と言い出した。たまたま入れ物になる物を持っていたのでそこに採れるだけつくしを採った。
祖母は超ご機嫌でそのいっぱいになったつくしを持って家の方に向かって歩き出した。
通りかかった地元のオバさんがそのつくしを見てつくし なんかどうするだ?と尋ねたら玉子とじにして食べると祖母が答える。
つくしを 食べるだか? とオバさんが再度確認!
春の柔らかい光に包まれ道端に無数に生えている つくし! そしてそれを無邪気に採って食べると言う祖母。
何故かその時の光景は僕の脳裏から離れずにいる。
もちろん家に帰ってつくしの 袴を取りしばらく水に浸けてから本当に玉子とじにし夕食に食べた。
☝️イメージ写真です
その時食べた つくしの卵とじが美味しかったかどうかは全く記憶に無い。
後にも先にも僕がつくしを食べたのはその時だけだ。
そんな事を思い出しながら中々ややこしい祖母であったが何処か憎めないところもあって許せてしまうんだよな。
御墓参りに行って一応祖母の冥福を祈った僕なのでした。