
2日の土曜日、大阪府立ドーンセンターにて、故深緑夏代の弟子達16名が集い、『愛するわが師に捧ぐ レ・ザンファン コンサート』が開催された

9時半楽屋入りなので三田駅8時過ぎの快速に乗ればギリギリ間に合う計算であった。最悪でも13分に乗れば…。車で駅まで送ってもらったのはいいが、予定の1本前の電車が目に入ったとたん焦ってしまい、後部座席のトランクをすっかり忘れて車から飛び降り、突風のごとく階段を駆け上り改札を通過、ホームへ滑り込みセーフ


座席に座り電車の発車ベルを聞いた瞬間

荷物が少ないのに気がついた。いつもの鞄一つだけ…
ト、ト、トランクがない

衣装

と靴

化粧道具、パンフに折り込むパリ祭のちらし、受付に置くCD

などなど…全て詰め込んである

ドアが閉まる寸前にびゅんと飛び降り、改札へ戻り、なんとかトランクを届けてもらい事なきを得た


結局、谷町線天満橋を出てから少しだけ右往左往したが、テレビ大阪を見つけ、なんとか隣のビルの会場へと辿り着くことが出来た

3分の遅刻

来てない人の方が多かったのと、まずは楽屋で顔を作っとけば良い感じだったので誰にも怒られずに済んだ

10時半リハーサル開始の予定が仕込みに手間取り随分と押して、終わったのはなんと開場直前。みんなお弁当もそこそこに、本番スタンバイ。ヒヤヒヤ…
会場500席はほぼ満席


発起人や世話役の方々はこの日の為に一年近く前から企画し、思いを込めて進めてきたイベントである。プロの方もたくさんいるのにほとんどボランティアで手作りのコンサート。最後まで温かい空気の漂う、まるで深緑先生が『頑張ってるな

よしよし

』とニコニコしながら舞台を見守ってくれているような、そのおかげでみんなが生き生きと精一杯表現できた気がする。やっぱり先生は偉大だ。ひとりひとりの心の中に今なお鮮明に生き続けているのを強く感じた。そして、私のお客様が何人も、4,5年前に芸文ホールで観た時より、どの歌い手さんも凄く上手くなってるわ

と驚かれていた。自分の歌はさておいて、このコンサートは本当に素晴らしかった。2500円以上の価値があったと思う。終演後にお客様をロビーでお見送りするとき、私が持っていた義援金の募金箱へ、次々と絶え間なく千円札を入れて下さった

これはきっと、お得なコンサートだったと思って下さっているからに違いない


募金は合計10万円を超えた。みんな、それぞれに大変だったとは思うが、やってよかったと感じているだろう。
宝塚出身で今回ボランティアで舞台演出を手掛けてくださった徳留さん、合同練習でアドバイスを下さった藤本統紀子さん、宝塚出身の星奈佐和子さん、今回中心となってお世話して下さった山本のり子さん、山門さん、そして先生のレッスンでよくご一緒したみなさん、プロ歌手の豪さん、つのだよしひろさん、ご一緒出来て光栄でした。またいつか集まって何かやれる日が来るといいな。
そして、遠いのに足を運んで下さった皆様、本当に有難うございました。次は地元三田のパリ祭です。今はまだ裏方で走り回っている最中ですが、ぼちぼち舞台を考えていきますので、楽しみにしていて下さりませ
