松岡圭祐の『高校事変 IX』を最新刊自動購入でひょいと電子ライブラリーに入ってきたので、さっそく読みました。
フェリーでの激闘から数日。公安の監視を受けながら孤立した学校生活を送る中、体調不良を訴える優莉結衣は、前巻まででだいぶ和らいできていた心がさらに解されて、かつての担任教師にも感情を吐露してしまいます。そのこと自体に彼女自身が戸惑っている様子も丁寧に描かれていて、ただの高校ハードボイルドじゃない、「そうだ、これは青春」という感じがします。
宿敵・田代勇次とこの巻でいよいよ決着がつきます。結衣の体調不良で、前半はだいぶ勇次に出し抜かれていますが、後半で盛り返していきます。まあ、主人公ですので当然ですが(笑)
これで終わりなのかと思いきや、新たな敵?新章が始まるようです。
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歴史小説
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推理小説
水鏡推理シリーズ
書評:松岡圭祐著、『水鏡推理』(講談社文庫)
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書評:松岡圭祐著、『探偵の鑑定I』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『探偵の鑑定II』(講談社文庫)
書評:松岡圭祐著、『探偵の探偵IV』(講談社文庫)
高校事変シリーズ
書評:松岡圭祐著、『高校事変』1&2(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変Ⅲ』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変』IV+V(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変 VI』(角川文庫)
書評:松岡圭祐著、『高校事変 VII』(角川文庫)
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その他