江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集1』の最後に収録されている作品は、ジャック・フットレル著、『十三号独房の問題(原題: The Problem of Cell 13)』(1905)です。
「思考機械(Thinking Machine)」というヴァン・ドゥーゼン博士を主人公とする短編集のうちの一つで、くだらないきっかけからヴァン・ドゥーゼン博士が牢獄から1週間以内に脱獄できるかどうかを賭けることになり、「実験」と称して当局の許可を得てチェザム刑務所の十三号独房に収容されてから脱獄するまでのあれこれが語られます。
最初は脱獄などできるはずもないと高をくくっていた所長も、博士の奇怪な行動や不可解な現象にだんだん悩まされることになります。
この短編は、トリックそのものはむしろつまらないものなのですが、博士の攪乱作戦がユーモラスで楽しめます。😄
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