徒然なるままに ~ Mikako Husselのブログ

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エドガー・アラン・ポー著、『盗まれた手紙』(世界推理短編傑作集1)

2020年01月24日 | 書評ー小説:作者ハ・マ行


江戸川乱歩が編集したという『世界推理短編傑作集』が全面リニューアルされて創元推理文庫から5巻発行されたので購入したのはいいのですが、数か月放置してしまいました。
最近はドイツ語サイトの立ち上げやYouTubeチャンネルの創設などで忙しくあまり読書できていないのが残念。1日ってどうして24時間しかないんだろうと思いつつ慢性睡眠不足になっています。
さて、この第1巻の最初を飾るのはポーの『盗まれた手紙』。前書きによると江戸川乱歩の時代の推理小説ランキングリストの数々でトップに上げられる作品だったそうで。タイトルの通り盗まれた手紙を探すのがお題なのだけど、単純なだけに簡単ではないというお話です。某警視総監がその手紙をありとあらゆる手段で隅々まで探してちっとも見つからないと嘆き、書き手とその友人デュパンがその話を聞きつつ推理する感じなのかと思いきや、かなり違う展開で、かなりパンチのきいたオチでした。
短編の割にうんちくが長いような気もしないでもないですが、なかなか面白かったです。
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