ちくまプリマー新書
2008年3月 初版第1刷発行
2018年9月 初版第29刷発行
156頁
「みんな仲良く」という重圧に苦しんでいる人へ
次々と変化する環境、複雑な人間関係の中で生きる現代人の「処方箋のような本」
はじめに―――「友人重視指向」の日本の高校生
- 人は一人では生きられない?
- 幸せも苦しみも他者がもたらす
- 共同性の幻想――なぜ「友だち」のことで悩みは尽きないのか
- 「ルール関係」と「フィーリング共有関係」
- 熱心さゆえの教育幻想
- 家族との関係と、大人になること
- 「傷つきやすい私」と友だち幻想
- 言葉によって自分を作り変える
おわりに―――「友だち幻想」を超えて
自分は60歳を過ぎ、今さら友だち関係で悩む年齢ではありません
友人関係、人間関係の悩みを乗り越えてきた者には理解しやすい内容ですが、今まさに深い悩みの中にいる方々にとっては「これは違う」「自分の求めているものではない」かもしれません
そうであっても一応は読んで、本棚に並べておいて機会ある毎に何度も何度も読み返すことをお薦めします
本書はあくまで処方箋
お薬を処方するのは周囲の相談できる大人、または自分自身です
それで直ぐその苦しみから解放されることはないでしょう
でも、人生は長いのです
悩みながらでも、いつかきっと心が軽くなる日がきます
それまで焦らず慌てず日々を生きていって欲しいです
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