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柳家花緑「落語家はなぜ噺を忘れないのか」

2016年10月08日 | 新書

 

角川SSC新書
2008年11月 第1刷発行
2012年6月 第6刷発行
191頁

 

 

落語会で聴いた花緑師匠の『笠碁』に感じ入り購入

 

落語がネタに仕込む知られざる創意工夫
落語家が高座に上がるまでにやっていること、高座の上で考えていることを、自らをモデルに明かす

 

第一章     落語家はなぜ噺を忘れないのか

第二章     いかにして噺に命を吹き込むか

第三章     落語家にとっての話の種類

第四章     自分のネタを作る――『笠碁』への挑戦

第五章     伝承芸としての落語

第六章     柳家花緑版『笠碁』――全文収録

 

 

落語はただ物語を話せばいいわけではない
意味もなく客席を笑わせさえすればいいのでもない
噺の本筋をちゃんと見つめ、どうすれば登場人物の魅力を引き出せるか、お客さんに伝えることができるかを考えて演じきる
それがあってこそ、見ている人は噺に入り込み、共感し、感情を揺さぶられる
そして面白いと感じてくれる
噺を生かすも殺すも、落語家の了見と腕次第なのです

 

 

落語はいいねェ~

 

 


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