角川SSC新書
2008年11月 第1刷発行
2012年6月 第6刷発行
191頁
落語会で聴いた花緑師匠の『笠碁』に感じ入り購入
落語がネタに仕込む知られざる創意工夫
落語家が高座に上がるまでにやっていること、高座の上で考えていることを、自らをモデルに明かす
第一章 落語家はなぜ噺を忘れないのか
第二章 いかにして噺に命を吹き込むか
第三章 落語家にとっての話の種類
第四章 自分のネタを作る――『笠碁』への挑戦
第五章 伝承芸としての落語
第六章 柳家花緑版『笠碁』――全文収録
落語はただ物語を話せばいいわけではない
意味もなく客席を笑わせさえすればいいのでもない
噺の本筋をちゃんと見つめ、どうすれば登場人物の魅力を引き出せるか、お客さんに伝えることができるかを考えて演じきる
それがあってこそ、見ている人は噺に入り込み、共感し、感情を揺さぶられる
そして面白いと感じてくれる
噺を生かすも殺すも、落語家の了見と腕次第なのです
落語はいいねェ~
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