山梨の花を探して、楽しんで

山梨の豊かな自然に育まれている植物、特にその季節に咲く花について書いてます。

花咲く北杜

2021-01-16 13:10:00 | 花探し
最近図書館で見た花の本で驚いたものに「花咲く北杜」がある。
ほおずき書籍があちこちの地域の花を取材しては写真集としてまとめてだしているもののひとつにあたる。
写真を撮影された安原さんという方は船橋の方らしく、何年かに渡って時々こられて撮影されたようだ。
2008年の出版なのでそれほど古くない情報だ。

驚いたのはかなり珍しい絶滅危惧種が載せられていることだ。
たぶん地元の詳しい方が取材協力されているのだと思う。
ウチョウラン、ミヤマアケボノソウ、リンネソウなどの山で見られる花もあるが、麓というかもっと低い地域で撮影されたものも多いように感じられた

これを見ながら、北杜市の花についてあまりよく知らなかったことに気づいた。
特に八ヶ岳では権現岳と編笠岳山の花を見に行くことはあっても残りの広大な裾野にあたる地域の花探しはそれほどしたことがなかった。そういえば昨年春偶然知ったあまり知られていない遊歩道を歩いたが花の種類が豊富だったし、秋に歩いた川沿いの道もあまり知らない珍しい花が多くあった。

そういうこともあって少し調べてみると花探しに行きたい場所が続々と出てきた。
小淵沢のたくさんの湧水、その中の鳩川湧水はなんと標高1240m、あの甘利山の椹池と同じ高さだ。
これより高い池や湿地は美し森周辺にいくつもあって名前がない場所もあった。

草原を検索してみると「清里高原」にこんな花があったと書かれているブログなども多かった。
清里高原だと広範囲でわかりづらいが、遊歩道やハイキングコースがあちこちにあるのでていねいにあたっていけば季節の花が楽しめる道を見出すことができるかもしれない。

春先から忙しくなりそうだ。



名前の分からなかった花(その1)

2020-12-17 19:54:00 | 花探し
今年もいろいろな花に出会った。
Googleレンズのおかげでずいぶんと名前が簡単にわかったけども
それでも???の花もあった。
Facebookなどのよく知っている方がいるところでも聞いてみたけど
わからずじまいだった。来年の宿題としてのこしておく。

その1   ホタルブクロにしては小さく上向きで、シャジンにしては花が大きい!




8月末  標高2000m付近、よく日の当たる場所に咲いていた。
最初はヤマホタルブクロと思ったけど、
花びらの開き具合や形も上向きであるところも、、、
違いすぎる!!
どちらかといえばトウヤクリンドウなどにちかいのかも。



来年の花探しの方向性(未定)

2020-12-04 20:07:00 | 花探し
花がほとんど山になくなったこの時期から来年はどこを歩こうかと考えはじめています。
例えば、
1、去年 見かけた希少種の葉っぱで花を確認したい場所
2、まだ見たことがない花を探してみたい場所
3、過去の本に希少種や山梨にないとされる花があったと書かれていた場所
4、まだ歩いていない沢沿いや草原を通るルート
5、お気に入りの山のまだ確認できてない花が咲いてる場所
こんな感じです。
データベースに候補をあれこれ入力しています。

私は希少種ハンターではないし、山野草の写真マニアでもないので
期待できる花が咲いてそうな山登りのルートを探し出し、そしていい時期をリストアップして
候補にしていくことになります。毎年この花を見に行くという定点観測もあまりありません。
ただ奥さんの希望があれば再訪するだけです(^_^;)
あとヒルがイヤというご要望もありますし、花がないと山歩きはきついといわれるのは避けたいし、、、

今年はコロナで去年つくった候補の半分も行くことができませんでした。
その上、今年さらに候補が増えて来年は大変なことになりそうです。
その中でも見つかると嬉しい県の野生絶滅や情報不足のもの、あとは環境省の絶滅危惧種の
ランクの高いものを優先していこうかと考えています。
ただ南アルプス方面(2と4に合致)はほとんど歩いていないので、来年はそっちと
1や5だけでもいいかもと思ってます。
このあたりが自分が何を大切に思っているかが問われますね。まだまだ悩みます。

それにしても山が多く、自然が多く、あちこち歩けば希少な花に会えそうな感じがするので
歩くのが楽しいです。そして希少な花を見つけだし、必要であれば保護などの環境改善に
結びつけあれればいいなぁと思いまず。毎年1つでも。
息子や孫の世代にもその花を楽しめるように。











植物の名前 温故知新

2020-08-29 10:52:00 | 花探し
最近、再び西側のいくつかの山の植物調査結果を読み直してみた。
そこで気づいたことがいくつかありました。
一番大きかったのはそこにあると知っていた植物に似た名前が書かれていたことです。

山野草を楽しみはじめて5年になるが系統だてて勉強していないので
それらは聞いたことがない植物ばかりだった。

具体的に書き出してみるとこんな感じです。

知っていたもの、過去文献にあったもの  の順です。

ハクサンフウロ、エゾフウロ
レイジンソウ、アズマレイジンソウ
ソバナ、フクシマシャジン
クロユリ、ミヤマクロユリ
チダケサシ、ハナチダケサシ
ツルニンジン(ジイソブ)、バアソブ
カワラナデシコ、エゾカワラナデシコ
などなど、、

差異はある程度ネットで調べられるが、これまで信じていただけに
差異がわかるような写真をとっていないし、実物を確かめてみたわけでもない。
花が咲いているうちにいって早く確かめねばと思う。

上に書いたのはなんとなく名前が似ているのでもしかしたらと気づいたものです。
それ以外にもまだあるかもしれません。
もっと読み込まないといけないなぁ〜と感じました。