最近図書館で見た花の本で驚いたものに「花咲く北杜」がある。
ほおずき書籍があちこちの地域の花を取材しては写真集としてまとめてだしているもののひとつにあたる。
写真を撮影された安原さんという方は船橋の方らしく、何年かに渡って時々こられて撮影されたようだ。
2008年の出版なのでそれほど古くない情報だ。
驚いたのはかなり珍しい絶滅危惧種が載せられていることだ。
たぶん地元の詳しい方が取材協力されているのだと思う。
ウチョウラン、ミヤマアケボノソウ、リンネソウなどの山で見られる花もあるが、麓というかもっと低い地域で撮影されたものも多いように感じられた
これを見ながら、北杜市の花についてあまりよく知らなかったことに気づいた。
特に八ヶ岳では権現岳と編笠岳山の花を見に行くことはあっても残りの広大な裾野にあたる地域の花探しはそれほどしたことがなかった。そういえば昨年春偶然知ったあまり知られていない遊歩道を歩いたが花の種類が豊富だったし、秋に歩いた川沿いの道もあまり知らない珍しい花が多くあった。
そういうこともあって少し調べてみると花探しに行きたい場所が続々と出てきた。
小淵沢のたくさんの湧水、その中の鳩川湧水はなんと標高1240m、あの甘利山の椹池と同じ高さだ。
これより高い池や湿地は美し森周辺にいくつもあって名前がない場所もあった。
草原を検索してみると「清里高原」にこんな花があったと書かれているブログなども多かった。
清里高原だと広範囲でわかりづらいが、遊歩道やハイキングコースがあちこちにあるのでていねいにあたっていけば季節の花が楽しめる道を見出すことができるかもしれない。
春先から忙しくなりそうだ。