「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

「あやしいもんだわ」

2010年05月31日 | 日本舞踊
さてさて今回も集中稽古が終わりました。

再来月の定期公演に踊る

長唄 島の千歳

の稽古をつけて頂いたのですが、

2日目でなんとか通して踊れるようになり、

(今回はこんなものだわ。来月までに浚って再来月に仕上げだよね。)

と私の中で勝手にしまいにし、

の~天気にkちゃんと

「京の四季」

なんていう舞妓ちゃんの可愛らしい踊りに精を出しとりました。

舞妓ちゃんの稽古が終わり

やれやれ休憩でもしようか、と膝をついたとたん、

「はい島千」

ギョッ。

家元の一声により

窮地に立たされることとなりました。

ノーガードの所へ出来立てホヤホヤの踊りを・・デンジャラス。

後半意識がとびかけましたぞ〓

戻ってこい、集中力。

「あやしいもんだわ~」

一刀両断。

笑ってゴマカセ。

今日は蒸してて汗が止まらん風に装ってはみましたが、

あれは巷では冷や汗と呼ばれるもんです。

後半テンポアップしてくる部分から、

何故か呼吸のしどころが解らなくなり、意識がとびかけます。


これがいわゆる

こういう踊りの難しさってやつなんでしょうか。

今回もなかなか手強い相手です。

知られざる

2010年05月25日 | 日本舞踊
泉鏡花原作の

「多神教」

某劇団の公演を観ました。

大正時代に建てられたという五條歌舞練場とはなんぞや?

実は自宅から徒歩圏内のYさんも
全く存在を知らず、

とりあえず誘って出掛けてきました。

まずはかつて栄えたの色街ということで、怪しいお店の間を抜けて・・なんてことはなく、

現役のお茶屋さん街の端にございました。

こういうタイプの演劇は初めて観ましたので、

作品はさておき、

歌舞練場はなかなかよい風情でした。

ちんまりとした、

客席は畳敷の会場で、

花道も、桟敷席もあり、

上下には提灯。

なんと 雪を降らすカゴまで装備。

公演ラストには降りました、雪。


会をここで出来るか・・。

問題は費用なのですけど(笑)

そしてお手洗いの少なさがネックです。
京都には隠れた見所がまだまだあるもんです。

忘れること 削ぎ落とすこと

2010年05月19日 | 日本舞踊
習った踊りはたいていすぐ忘れてしまいます。

自慢にゃならない(泣)。

でも、固執して子細にこだわりすぎるよりは

まだよいかなと思ったりもするのです。
様々なことを吸収したいと思うあまり、
貪欲さが全面に押し出された踊りも見たくはないのです。

削ぎおとして削ぎおとして、

そこに何が残るか見てみたいと思います。


稽古は重ねても、

同時にすべて忘れることが


たまには出来ないだろうかと思ったりします。

え、花粉?

2010年05月17日 | 日本舞踊
耳鼻科にて、扁桃腺と鼻の様子を診て頂く。

時期的に、蕁麻疹はイネ科の花粉が原因かもしれないという診断。

日本一の穀倉地帯を縦断したため、

大量の花粉を吸い込み・・

妙に納得してしまいました。

アレルギー専門の先生の話によれば、
連休あけから激しい症状が出てる人が結構いる、

とのこと。

恐るべし花粉症。

もうスギ花粉は治まったと安心して坑アレルギー剤を止めたとたんでもあったし・・、

原因が花粉だとは、

盲点でございました。

そういえば今までも春の蕁麻疹は何度かあったなぁ、なんて。

今度は意地をはらずアレルギー科受診しよう・・

とキモに命じました。

心で

2010年05月13日 | 日本舞踊
心と書いて しん と読みます。

揺れ動くこころ のより奥にある

もっともっと普遍的な思い

を、見つめたいと思います。

近頃そんな覚悟で稽古に望むのですが、
皆さんにも何か感じることがあるのでしょうか。

全員少しづつ踊りがかわってきました。

よい面構えになってきました。

気迫さえ感じます。

心底ありがたいことです。

このまま皆が続けていかれるようにと、
願わずにはおれません。

復活

2010年05月12日 | 癒し
今日から復活しました。


気を付けよ~、

とは言ってみたものの、

何をどうしたものやら、これ以上怠惰な生活を送る訳にもいかず・・。


病み上がりで近所を歩いてみると、

なんと、

ネコを肩にのせて自転車をこぐおじいさんを見かけました。
しかも下り坂。

亡き我が家のUちゃんなら、

間違いなく腰を抜かして落下してます。

首にスカーフ様の布を巻き、結構なスピードで風を切ってます。ネコが。

これぞ野生のバランス感覚。

猫背な後ろ姿が、

たいそう頼もしく見えました。


こども教室の未来

2010年05月10日 | 日本舞踊
文化庁委嘱事業、今年度も採択されました。

今日は通常稽古も休ませて頂き、家でゆっくりしておりましたら

書類が届きました。
採択額は昨年度の半額あまり。

やはり大幅な減額でした。

ピンチはチャンスという訳で、

来年以降も視野にいれて色々工夫しなければいけません。

また初心に戻って考えます。

風邪をあなどるな

2010年05月10日 | 日本舞踊
連休明けから突然身体中に湿疹が・・
なんか微熱もあるし食欲も微妙。


帯状疱疹?
薬疹?
食べ物アレルギー?

それとも何かの感染症?

原因がわからないだけにちょっと心配だったのですが、

扁桃腺が腫れてるので風邪のウィルスかも、というわけで

抗生剤を飲んでひとまず赤みも痒みもかなり治まってきました。

顔にまで出現した日には

(これ、舞台化粧でかくせるかな・・。舞台前日とかに出始めたらどうやって隠すかな・・下地で悪化とかするんかな・)
と、ひたすら舞台化粧の心配をしてた訳ですが。


多分風邪のせいでしょうね~。薬飲み終わったらまた来てください。


思えば4月頭からずっと風邪気味だったから・・

ちょっとしたことで病院に行きたくない。

という変な意地が裏目に出ました。

たかが風邪でこんな症状が出るって、

コワイです。

ただの風邪もあなどったら痛い目にあいます。

ほんとにびっくりしました。

半年間色々気をつけて、体調もよくなっていただけに、

やっぱり30代は違う。

という変な確信が・・。

こうして我が家の発疹祭(旦那さん命名)は収束の兆しを見せています。

手に足に、とうとう顔もきたぞと、広がり具合を密かに楽しんでいた旦那さんは、

案外早く治まったのを、ちょっと残念そうにしています。

母曰く、

連休で疲れたんじゃない。

兄曰く

日がなゴロゴロしているしかなかろう。
姉曰く

私も疲れが出ないよう気を付けよ~

・・・

その昔、
家族で交互に入退院を繰り返していただけのことはあり、

皆さん病気慣れしとります(泣)

特に、

アレルギー体質な兄姉は、
こういった事態には全く動じません(泣)
ある意味医者以上に経験豊富。

良かった

2010年05月06日 | 日本舞踊
色々あって稽古をお休みしていたMちゃんのお母様が、

稽古に顔を出してくださいました。

大丈夫、元気にしてる、

とのこと。

ひとつ心配事が解消し、

ありがたいことです。

また復帰してくる日を楽しみに待っています。


やはり、

待つということも大切。

無為に見えても

その時間に大切なことを育んでいるはず。

次会うのが本当に楽しみです。