「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

想像します、想像します

2012年01月26日 | 日本舞踊

私自身、気持ちから入るというより、まったく踊りの形から入ったたちなので、
あれこれ偉そうなことは言えないのだけど。

想像して想像して、
それを決まった振りの中で実は自由に表現出来るんだと分かったのはつい最近。

踊りが今までの百倍楽しくなりました。
振りごとが全く違って見えてきました。
まるで霧が晴れるように。

人物を等身大に描く、
まずはその人物の気持ちになってみる、その人物になって踊ってみる。
その目に映る風景は、
時代は、世界は、どんなだろう。


一瞬にして、
時間も空間もなにもかも飛び越える。
不可能はないの。

芸能こそ現代の救世主?
くらいな勢いでいます。

銘 老松

2012年01月17日 | 日本舞踊
久しぶりに気持ちよく晴れた今日、
裏千家の茶道資料館に出かけました。


「新春の取り合わせ」が清々しい。

近ごろなぜか茶道具に惹かれ、
ウィンドウショッピングではすまなくなり、堪能してきました。

洒落っ気と言ってはいけないのかもしれないけれど、

素敵な道具がたくさんありました。
落ち着きます。

信楽焼の水指、老松

一番のお気に入り(笑)

もとへかえる

2012年01月13日 | 日本舞踊
日本舞踊には様々に制約があります。
社会に生きるのと同じように。

あれはだめ、これはだめ。

本当はただの共通了解なのに、
自分達で決めたルールなのに、
そこに囚われて一歩も身動きがとれなくなることがある。

でも、もしも何ひとつ制約がなかったら、本当に自由だろうか。

制約の中でこそ、自由に羽ばたける。
守ることの中にこそ、本当に自由な心がある。
そこで初めて、自分が表現できるように思います。

人生をかけて踊る、
やっぱりこの言葉がふさわしい。
回り道をしたけど、
またここへ戻ってきました。

初稽古

2012年01月06日 | 日本舞踊
今年も始まりました。


東日本大震災、先の見えない原発事故、世界的な経済の不安、大切な人の死、
平成23年は、いつになく長い長い一年でした。

今そこにある穏やかな時間を
大切にしたい。

皆が同じ思いだったのかもしれません。

この大切な場所で
今年も頑張ろうと思います。