「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

発表会まで

2007年01月22日 | 日本舞踊
 3月4日(日)京都市中京区民文化フェスティバルに出場することになりました。
「日本舞踊こども教室」「上方美作流」の2グループでの初舞台。

 入門1ヶ月のRさんは実に頑張っていますし、
Kちゃんもひとつひとつ確認しながらの本気モード、
二人とも意気込みが違ってきました。
私が一番のんびりしている??

というのも、つくばでの稽古はたいてい、本番2週間前からが勝負な訳で・・・
これに慣れきってはいけないいけない・・・

 発表会が決ってからの子ども達の頑張りは見違えるようです。
「浜千鳥」は二人ペアで踊るわけですが、あっちに付いたりこっちに付いたり・・・
ほとんど一回で動きとタイミングを覚えてしまうのには驚かされます。
あれ、と振り返ってみると出来ている。これはいったい???

「花の禿」もなかなかの仕上がり。
高学年ともなると、大人と同様少し遠慮が出てくるのか・・・
もうそろそろ離れてもよい頃。
本番まで1ヶ月と少し、集中力とテンションを高めていくのが今後の課題です。

全員出演に決めた「鞠と殿様」。これは本番が楽しみです。
自分のポーズは自分でしっかり覚える!誰の真似も出来ない!
というのがとっても嬉しい様子。
お友達の肩に手を置くのも、ちょっとくすぐったいよね。

 どうぞ無事に本番を迎えられますように




お稽古ノートタイムでのひとコマ

「海辺のコイのコイってどういう字~?」
「変って字ににてるの」
その子は鯉の絵を描いた。

次にやってきた子、「あ、変って字になっちゃった・・・」
ベタベタだ~ でも面白いぞ。

ロケット鉛筆のロケットだけで書いてる子。
その手があったか。

「ドウってどういう字?」
「銀の左側に同じって字だよ。」
「ああそうか。」
漢字まで教えてしまったよ。
金銀、と銅には隔たりがあるって事を発見。


「”めなみ”は女の波って書くんだよ。」・・・・
隣で聞いてたちっちゃな子が、その後自分で書いていた「女なみ」
振りがなもつけたよ。

すごいね~。

寄り道処

2007年01月19日 | 日本舞踊
 昨日、稽古場の近くに新しい珈琲ショップを発見しました

上島珈琲店

どうやら12月半ばにオープンしたらしく、早速味見を・・・。

店内も明るいし席数も多いし、お味もなかなか。
お値段もリーズナブル!!

”柳宗理氏デザインの食器や椅子を取り入れた店内”だそうなので、
次回はもっとゆっくり観察してみようと思います。

 それにしても、以前ここにどんなお店があったのか・・・全く思い出せません。


飛び交う ”THE みやげ”

2007年01月18日 | 日本舞踊
 今日の稽古場では浅草土産やらつくば土産が飛び交いました。
何がなにやら。
「早く着いたから買っちゃいました」というケーキの差し入れを、
溶けちゃうからと稽古の前にたいらげました。
新年早々、でもないですが、おめでたい雰囲気。

 今日はなまった体との格闘です。
なぜか無言。そして目が点。出るのは汗とため息・・・。

 私はといえば「あやめ」に苦戦中。
美しい音に聞き入ってしまい稽古にならない。
ガ~~~~~ン



体が動くって不思議

2007年01月17日 | 日本舞踊
 先月より入門されたRさんは、「梅の香り」をお稽古中。
年明けの初稽古で、初めて私が離れて踊りました。

と、ここで感じた不思議。
なぜ、踊れるのか。ということ。

私が入門した当時、先生が隣からいなくなるととたんに自信が無くなり、
右足も左足も分からなくなり、「次、何でしたっけ??」。

 こうして日々、自分の入門当時の様子が思い出されます。
よほど運動不足、運動オンチな子だったんだろうなあ。
ここまでにしてくださって、先生ありがとうございました。

 先日の子ども教室で、「すごく運動オンチなんですよ、この子」って
言われてた子に、「踊りは違うよ!」って言ってあげよう!!





ぐんぐん伸びる

2007年01月17日 | 日本舞踊
 年が明けて、また「こども教室」がはじまりました。
暮れには家元にお越し頂き、3週間のお休みが残念そうに帰っていった子どもたちが、元気な姿で戻ってきました。
 きっと忘れてしまってるだろう、という私の心配をよそに・・・
なぜか以前より上手になっているような気さえしました。
正月ぼけと正月太りの私は特に反省。

 低学年のこども達は、新しい演目「浜千鳥」に入りました。
私自身がとても気に入っている曲で、小さい子には絶対踊らせたい!!と思っておりました。二人ペアで上下から出ます。
それぞれ違う動きをするのははじめての経験、でもそれが楽しいようでした。
発表会にはぜひこれも・・・きっと大丈夫です。

 4年生軍団(この呼び名が似合う5人組)は次回から「海辺の恋」に入ります。
花の禿のラスト部分がどうしても出来ない。そう感じているようでしたが、
これから繰り返し繰り返しお稽古すれば大丈夫。
3ヶ月でよく覚えたなあと、感心しました。

 何でも面白がってするこども達。
私も昔はこうだったのかなあと、振り返ってみる今日この頃です。

初舞のトラとウマ

2007年01月15日 | 日本舞踊
 この年末年始、なんだかバタバタとしておりました。
先週はつくばへ初稽古へ。来月の初舞のための稽古です。

 大和楽「あやめ」をR姉さんと二人立ち、二人のイメージで振りをつけてくださるとのこと。私がお宅にお邪魔すると、出来立てホヤホヤの譜書きが・・・。

「今日は八枚目までいれましょう」
(はい・・・)

 早速夜の稽古で初稽古アンド初あわせ。R姉さんとは何度もご一緒させていただいていますので、タイミングや呼吸はそこそこ・・・。薄靄の中で浮かんで見えるような雰囲気。これだ~~~~!!!!
 しかし初舞、思い返せばここ1、2年。「これでこれでこれよ。」的な稽古だけで本番を迎えており・・・今年はさらにピンチ。「ピンチはチャンスでもある」そう二人でお互いに言い聞かせてつくばを後にしました。振りは難しいわけではないし、息が合わないわけでもない。ただ、稽古が出来ない・・・。最近いつもこれだな。

ちなみにこの日は5枚目で時間切れ。
(八枚目までと思ったんだけど全然進まないじゃない・・・)
ギク~~~~ッ!! 知らぬふり知らぬふり

 今回は浅草歌舞伎を見に来ていたkちゃんもつくばにやってきました。
陸の孤島と言われたつくばも、地元とそんなに変わらない、というkちゃんの言葉に一安心。緊張と空腹(これは後で分かったこと・・)のなか、家元宅までおつれします。
 すでに先輩の稽古が始まっていて、ご挨拶もそこそこに、ちょうど着替え終わっていたR姉さんも加わり、ちいさな盛り上がりを見せました。次々と姉弟子さんたちがやってきて、kちゃんもご挨拶に大忙し。私はなぜか名取になっても皆から「ちゃん付け」で呼ばれており・・・、弟子持ちということ自体、姉弟子達には面白いんでしょう。
 みなさん余計な笑いが付いてましたよ~~~

 「ああそう~~、よく来たねえ。フッ」

 歌舞伎好きの先輩とも仲良く話されていて、美作流の雰囲気になじんでくれたのが何よりの収穫でした。これも彼女の人柄でしょうね~~
何の因果か、私とR姉さんのへたり稽古までご披露する羽目になり、これってあり~~~???と思いながらも時間ぎりぎりまで頑張りました。
「普段はこんなもんじゃないのよ~。今日はkちゃんがいるから」
そうですそうです、普段はこんなもんじゃありません。
今日はずいぶんとお優しい・・・・。私はその優しさが怖い
 
 今年も良い出会いがありますように。
みなさま本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。