「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

なんとか終了

2008年09月30日 | 日本舞踊
 美作流 第三回 定期公演 「四十三人のメッセージ」

なんとか終了いたしました。
ハプニングは多々ありましたが、おおよそ好評の様子でした。

公演を見に来てくださったNさんが、
楽屋で「ブログ用に!」と撮ってくださった写真です。
(帽子の後ろがどうなっているのか初めて分かりました・・・)
お祝いとお扇子まで頂戴し、手拭しか準備していなかった私は恐縮です。
ありがとうございました。

名古屋に住むお弟子さんのSちゃんとお母様も楽屋にお越しくださり、
口上の衣裳で記念撮影をしました。遠方からのお客様は本当にありがたいことです。
Sちゃんの心に何が届いたでしょうか?

 踊りに関しては、良いと所なしというのが実感・・・
こうして重なっていく教訓というのが、成長に繋がると信じたいですね。
立ち役の着流しというのも体験してみないと分からないですね。


 今回は番組も出演者も多く、本番当日も番組進行が最優先という感じ。
会主の家元と狂言さんのやりとりを聞いているだけで、ぴりぴりと緊張感が・・・。
とてもよい勉強になりました。

 当日の化粧はなんと朝5時半から。裏方さんとともに宿泊施設に泊り込んで当日を迎えたわけですが、結局仲間ともろもろの苦労話に花が咲き、一睡も出来ぬまま本番を迎えました。一日体が持つかしら?という心配をよそに、終演までなんとか意識を失わずにすみました。木曜日につくば入りした私は、事前準備にあまり関われず申し訳なかったと思います。頼れる新名取さん方が頑張ってくれたとのこと、感謝感謝です。皆さん本当にお疲れ様でした。

日本舞踊の世界というのは、師匠がいないと何も事が進まないというのが普通で、
これだけの出演者をかかえる家元のご苦労は計り知れません。
少しでも補佐できるよう、面倒をかけないよう、踊りだけは心配をかけないよう、
したいとは思うのですが・・・、なかなかです。

おおきな勉強をさせていただきました。
週末をつぶしてしまいましたが、舞台に集中させてもらって主人にも感謝です。


悩みは様々

2008年09月24日 | 日本舞踊
 いよいよ週末は定期公演。
2年ぶりのカピオの舞台、初の立役、しかも何気に名披露目(今さら・・・)ということもあり、楽しみ半分緊張半分というところでしょうか。

 今回の出演者は全部で41人。家元の孫弟子さんまで含めてではありますが、すごい人数。
人それぞれに事情があり、悩みがあり、ひとつひとつ心を砕いている家元のご苦労は計り知れません・・・・。本当に師匠は偉大です。
両手で数えられるくらいの社中であっても、人の悩みは本当にさまざま。
次々と問題があらわれ、ひとつが落ち着けば又次が・・・。
気が休まる暇なんてありません。
これが41人ともなれば想像するだけで背筋がぞっとします。

最後の作業を終えたら、あとは無事に終わることを祈るだけ。
どうか無事に、無事に終えられますように。

グループホーム訪問の巻

2008年09月18日 | 日本舞踊
 1年ぶりの敬老会に招かれて、行ってまいりました。
4月より入門したYちゃんと二人で、梅の薫り・江戸祭・米山こいしや・りんご追分
を踊ってきました。みなさん昨年のことも覚えていてくださり、とても喜んでみてくださいました。初めて人前で日本舞踊を踊ったYちゃんも、よい刺激になったことでしょう。立派な初お披露目でした。月末の定期公演に向けて、私も気持ちを引き締めてのぞめそうです。
 古典・創作・歌謡舞踊とジャンルは様々ですが、人の心に届く踊りというのは、どんなものでも良いのだと思います。見終わった後に自然と手をたたきたくなるような、もう一度見たいと思えるような、そういう夢の空間を作り出すのが私達の仕事です。
「よいものが見られて、よい一日だった。ありがとう」
この一言が、救いになります。踊りの持つ力に救われているのは、私達の方です。

日本舞踊美作流 第三回定期公演 「四十一人のメッセージ」

2008年09月17日 | 日本舞踊
いよいよ迫ってまいりました。
四十一人それぞれのメッセージが、どうか皆様に届きますように。

私美作ちこは、長唄「水仙丹前」を踊ります。



日時: 平成20年9月28日(日)午前10時開演
会場: つくばカピオ ホール つくば市竹園1-10-1 
主催: 日本舞踊美作流   入場無料

番組

1、長唄「水仙丹前」
2、大和楽「おせん」
3、小曲「花の向島」
4、長唄「助六」
5、 口上
6、長唄「獅子の乱曲」
7、小曲「紺蛇の目」
8、長唄「雨の五郎」
9、大和楽「あやめ」
10、清元「おまつり」
11、創作「追憶」
12、長唄「菖蒲浴衣」
13、清元「お夏狂乱」
14、大和楽「明石町」
15、大和楽「序の舞」
16、長唄「俄獅子」
17、長唄「梅の栄」
18、長唄「岸の柳」
19、常磐津「夕月船頭」
20、大和楽「祇園の夜桜」
21、義太夫「新口村」
22、長唄「都鳥」
23、大和楽「夜の梅」
24、大和楽「お春望郷」
25、新内「唐人お吉」~上の段
26、新内「唐人お吉」~下の段
27、新内「鳥辺山心中」



小道具の妙

2008年09月05日 | 日本舞踊
 「俄獅子」に扇獅子、「夕月船頭」に火縄箱と笠、「水仙丹前」に刀と毛槍

 扇子で代用することがほとんどではありますが、

気分を盛り上げるためにも それらしいもの を使いたい ってことで。

 扇獅子には扇子+帯揚げでなんとかごまかし(残念ながら振っても音はなりません)、

さあ火縄箱でも作ろうか、というこの頃。

できるだけコンパクトにそれらしくということなんですが、

一番の困りものは毛槍。う~ん・・・・。

出来ればぜ~んぶ折りたたみ式にしたいもの