「はじまりは日本舞踊」 

 美作流との出会いが人生をかえました。世界はあざやかに輝き、心は自由に、踊っている時間は本当の自分に戻れる気がします。

初陣 の巻

2007年10月30日 | 日本舞踊
 初陣の稽古でした。

なんと彼女は、この稽古の途中に稽古場を逃げ出そうとした経験があり(笑)

出の部分でかなり苦戦しておりました。

しかし、それを乗り越え本日なんとか最後までたどり着きました。

踊ってみればとても楽しい曲で、振りも沢山覚えられるし魅力的。

このまま無事に、踊りきれるよう一生懸命稽古してほしいと思います。

私自身が舞台で立ち役を踊ることはおそらく無いと思われますので(これも笑)

立役の踊り手は大変貴重です。

彼女の将来に乾杯



美しいものを美しいと感じる心

2007年10月26日 | 日本舞踊
  最近ある本を読み、とても納得させられることがありました。

論理の出発点を選ぶ、そのために情緒力というものが必要。
情緒力を育むということについて、どんなことが大切だろう??

「美しいものを美しいと感じる心」が必要なんだそうです。
例えば道端のちいさなスミレの花を、美しいと感じる心。

「悪いものは悪い。理由なんてなく、ただ悪い」
そう論理の出発点を選べるということ。

 私の父が38年の教員生活を終えたとき、
姉が寄せ書きに書いた文章を思い出しました。
「美しいものを美しいと感じる人たちに囲まれて」
ここにひとつの真実があったこと、すっかり素通りしていた私は愚かでした・・・。

 同年代のKちゃんとは、日本舞踊について語り合いますが、
人にものを伝えるときに苦労することについて考えてみると、
納得させられる点がいくつもありました。

今の時代、
「年上を敬う」ことや「襟を正す」こと、「悪いものは理由なく悪い」
そういう情緒力に裏打ちされた日本人としての基本的な姿勢が、
不足しているということらしいのです。

論理に偏らず、美しいものにふれて豊かな心を育む、
私の思う日本舞踊の理想が、今の時代に必要とされています。


つくば物語 蛍の魔法

2007年10月22日 | 日本舞踊
 つくば物語2007 美作流による 長唄「蛍」
無事終了いたしました。

終了後の仲間達。皆のびのびと、自由に演じることができました。
大自然の中で踊る経験は、
細かい計算よりももっともっと素晴らしいことを教えてくれます。

素晴らしい機会をいただけた事に感謝。
そして、また素晴らしい作品に参加できたことを嬉しく思います。

はるか西より雲が・・・

2007年10月19日 | 日本舞踊
 明後日はつくば物語2007、本番です。

1年ぶりの長唄「蛍」

今回は鬘もつけませんが・・・屋外でのステージ、

というより野っぱら。

草履で果たしてどこまで動けるか・・・。


 土曜の夜は、京都の山王神社で子ども達が舞います。
昨日のお稽古の残り10分、おどりがちょっと不安になったと
ひょっこり現れた3年生のKちゃん、手順をお浚いして帰宅しました。
おうちで3回浚って「大丈夫」とお母さんに言ったそうな。
よかったよかった。

 お母さん方に電話で分からないことはと尋ねると、
「大丈夫です。皆で頑張りますので安心して行ってきて下さい」と心強いお言葉。
となるとあとはお天気の心配だけです。

どうやら週末は全国的に冷え込むそう・・・。
一昨年、ドカ雪に見舞われた日の朝を思い出してしまいました。

 明日天気にな~れ 


 

今年のこども教室

2007年10月09日 | 日本舞踊
 文化庁委嘱「日本舞踊子ども教室」、今年も始まりました。
参加者16名、幼児から小学校五年生と年齢層も広がりました。

1年前、足を一歩出すのにも苦労していた子ども達ですが、
膝をつけて歩くのにも慣れてきたようです。
振りの入りもずいぶん早くなりました
頼もしい子ども達とともに、3月の舞台に向けて進みます