星月夜

　月のいない澄んだ夜空を星月夜というそうだ。
　いないのに月と呼ばずにはいられないのだから、きっとそれだけ恋しいのだろうね。

　主不在の館には、いつも通りの静けさと、いつも通りの家人。
　ただ、みんな主の帰りを待っている。
　カティは一人分の食事をいつも通りワゴンに載せてくる。
　フレディスには大きすぎる足音を窘められた。
　オスタラは庭を窺っていた者をさりげなく誘導して追い出した。
　ファラーダは武器と大きな調理具の手入れに余念がない。
　ジークリンデは居残った飛竜を次の戦いに向けて訓練している。
　ナーチャは馬の世話と馬車の確認。
　ライマとフロレットは何故か多い客間の掃除を。
　ディキシー、アルナ、カーリンは書庫、地下室、食堂を。
　ミア、モリー、リア、マーヤは炊事と食料の品定め。
　ロスヴァイセは宮城、特に近衛とのやり取り。
　全員の正確な名前は知らない。多くは戦場に立てなくなった者だ。彼らの戦場がどこだったのかも、何人かは知らない。今もなお戦う敵があり、それぞれに役割がある。
　カティには右の膝下が、フレディスには左目が、オスタラには十分な視力が、ファラーダには声が、ジークリンデには右手の小指が、ライマには動かせる左足が、フロレットには嗅覚が、アルナには味覚が、ミアには肩より上に上がる右腕がない。共に行動をとらざるを得ないリアとマーヤ。雨が降ると脇腹を気にするカーリン。ナーチャは馬の体温を感じることでわけもなくやってくる不安をやり過ごし、ディキシーは大きな音が気になりすぎる。
　家令のノラは傷を負ってない方の顔を半分、仮面で覆っている。
　みんないつも通りだ。主が機嫌良くいられる場所を、いつも通りに守っている。その末席にいられることを嬉しく思うと言ったら、客人扱いなのだからと、きっとみんなに叱られるので、いつも通りにそわそわと、主の帰りを待つことにしている。

■■■星月夜は秋の季語。本名なのはノラだけ。女性名だからと言って、女性とは限らない。

験担ぎでもしようか

　一粒万倍日だそうです。句や短い話はこんな日に作っておきたいけれども眠い。そろそろ生活サイクルを立て直さないと諸々に差し支えるのですが、今日は昼寝もしておきたい。何故ってしぶんぎ座流星群を見たい。こんな日に流れ星。お昼食べ過ぎたので歩きたい。けれど身体が働かない。

　本日のアストロダイス
　４室山羊座木星。立ち位置を変えず極力広げたい　出来る範囲を確認しよう
　あれもこれもと手を出してどれも中途半端になっていますが、これとこれはおさえておきたい、片付けたいってのを気分にまかせてぽいとよけないようにしたいところ。まずはそこから。部屋の片付けは……無理なんだよ。うん。

　ぽんこつの考えぐるり冬休み
　目を閉じるとぐうるりします。目眩かしら。嫌だわ。

　休み明けたら眼科に行ってこようと思います。左目の調子が特によろしくない。普段から右目がサボりがちなのでものにぶつかりやすくなってるのよ。昨日は洗い場の柱に顔をぶつけたわ。

　ＦＥＨ、セリカ様が＋６になりました。金の鎧は緑。リリーナ様は物欲センサーにはじかれている模様。
　ゼフィール殿下がただで来てくれたので、心静かにヴァイダさんの登場を待ちたいと思います。

　うちの年越蕎麦は（去年のはおうどんでしたが）かき揚げか海老天です。正直に言えば、おうどんなら月見が良い。ささみとほうれん草も良い。かまぼこも良い。カレーうどんも好きだ。残せないし自分が選んだわけじゃないし、ここに卵入れたくないし、蕎麦ならどれでもおいしいってもあんまり具が多いとしんどいし言わないけども、かき揚げや天ぷらはのってない方が好きなんだ。何でかいつも私の好みを間違って覚えてて同じものを出してくれるけども。

　包丁は持つなと言われて早ンンン年です。
　お湯は沸かせます。

　昼寝を終えたら書き足します。

　夕食終わってから追記。起きたら七時だったんだ。
　結局歩いてないのでもう少ししたら星を見ながら歩きます。……と思ったら４室蠍座金星。巣ごもりして趣味にふけったら良いやつ？
　ひとまず一粒万倍日。短い話を間に合うかどうかはともかく書こうかなあと思います。その後時間があったら夜空を見ようかな。
　四季彩堂で買ったおみくじ入り牛の置物、安心して勉学せよとのこと。今年は勉強の年ですわ。

　目薬差したけど、やっぱり左目調子悪いです。眼科は５日から。仕事始はブッチします。ええ、引きこもり令が出るくらいはいのちだいじに、の職場なので。