集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に反対する行動が、30日と7月1日に首相官邸前で計画されています。これへの参加を呼びかけるツイッター(インターネットの短文投稿サイト)による情報拡散が短期間に3万回を突破するなど、驚異的に広がっています。
「行動の案内を広げよう」と呼びかけているのは、解釈改憲や秘密保護法などに反対する活動をつづけている「怒りのドラムデモ」「東京デモクラシークルー」「特定秘密保護法に反対する学生有志」など六つのグループです。
25日深夜に案内拡散用のツイートボタンを設置したサイトを立ち上げました。ツイッターを利用している人がボタンを押すと、「6月30日(月)18時半から首相官邸前で予定されている抗議行動で圧倒的な反対の民意を示しましょう」という案内文が広がる仕組み。自分のツイッターを読んでいる人が200人いるとすれば、この案内が瞬時に200人に配信されます。
(写真)閣議決定反対行動への参加をツイッタ
ーで広げよう、と呼びかけるサイトの表紙
ボタン設置から1日たった26日深夜までに1万回ボタンが押されました。2日たった27日深夜には2万回に。29日の夕方には3万3000回を突破しました。これ以降も増えつづけています。
フェイスブック用のボタンも設置されていて、ボタンを押して自分のフェイスブックに案内を掲載した件数は1万2000を超えました。
大学生が「大学に集合して官邸前に向かおう」とツイッターで訴えたり、独自にビラを作って駅前で配布する人があらわれたり、行動への関心と呼びかけが広がっています。
▼ ツイートボタンのサイト