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大激戦の岩手・宮城・山形 ― 野党統一候補の必勝を 志位・小沢・安住・又市氏ら訴え

2016-06-29 | 安保法制=戦争法を廃止にするまで

参院選1人区で、いずれも大激戦となっている岩手、宮城、山形の東北3選挙区の野党統一候補を必ず押し上げ勝利しようと28日、日本共産党の志位和夫委員長は、各野党や市民とともに街頭演説を行いました。岩手では民進党の安住淳国対委員長、生活の党の小沢一郎共同代表、社民党の又市征治幹事長と、宮城では安住氏とともに野党共闘の勝利を呼びかけました。


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(写真)声援にこたえる、(左から)又市、志位、きどぐち野党統一候補、安住、小沢、達増の各氏=28日、盛岡市の岩手県庁前

 志位氏は岩手では、きどぐち英司候補の必勝を訴えました。宮城では桜井充、山形では舟山やすえ両候補の必勝とともに、日本共産党を必ず躍進させてほしいと熱く訴えました。

 岩手県庁前には、あふれるような大勢の聴衆。達増(たっそ)拓也知事が「きどぐちさんは私の政務秘書として復興へ一心同体に取り組んできた。復興で岩手を守ることと、立憲主義を回復するために日本を変えることは一つです」と訴えました。

 きどぐち候補は「日本の自由、平和、民主主義と、岩手の暮らしと仕事を守るために働かせてください」と表明しました。

 志位氏は、達増県政が憲法13条の「幸福追求権」を掲げて復興を進め、「この5年間で被災者に心を寄せ、被災者本位の復興に取り組んできました」と強調。「医療費の窓口負担、介護保険の利用料は岩手県で免除が続いています。素晴らしいことです」と語り、「被災者の“命綱”を守る政治をやってきたのが達増県政であり、きどぐちさんは二人三脚で取り組んできました。今度は国会で活躍してもらおう」と呼びかけると、拍手が鳴り響きました。

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(写真)きどぐち英司野党統一候補の必勝をと4野党そろっての街頭演説を聞く人たち=28日、盛岡市

 4党代表が勢ぞろいし、「ご支援に応える道はただ一つ。きどぐち候補を何としても参議院に送り出す」と力を込めた生活・小沢氏。「野党の勝利で安倍政権を退陣に追い込める」と述べ、「本当に野党が力をあわせて結果を得ることが大事です。岩手県は(昨年8月の知事選で)野党共闘のきっかけをつくった地です。必ず勝利しよう」と訴えました。

 民進・安住氏は「(安倍政権の)大企業優先の政治に大変憤慨している」と批判し、「発破をかけて民進党を一生懸命がんばらせる」と表明。社民・又市氏は「戦後の歴史で、これだけ野党が結束してたたかうのは初めて。何としても安倍暴走政治を止めよう」と述べました。

 「きどぐちさんに三つの願いを託してほしい」と語りかけた志位氏。(1)憲法違反の安保法制を廃止し、安倍政権のもとでの憲法改悪に反対(2)「アベノミクス」による格差と貧困を是正(3)「国会決議」に反する環太平洋連携協定(TPP)ストップ―を呼びかけました。

 安保法制と憲法改定が大争点になっていると指摘し、「本丸は9条改憲です。安倍首相のもとで憲法改悪は絶対に許さないと4党は固く結束しています」と強調しました。

 さらに志位氏は、暮らしの問題で4野党による15本もの共同提案などを紹介して、「野党には『アベノミクス』に対抗して、暮らしを応援して経済を良くする立派な対案があります」と語り、きどぐち候補の必勝を訴えました。

 通りがかりに聞いていた盛岡市の60代の男性は「4野党の熱意が感じられた。戦争の問題が気になる。今日本が安保問題でどれだけアメリカにモノが言えるのか。言われるままに自衛隊が戦地にひっぱられるんじゃないか」と話しました。


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