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東京都知事選23日告示「東京から国政変える」 ― 宇都宮健児氏 五つの基本政策発表

2014-01-08 | 地方政治

  都宮健児氏は6日、確認団体となる予定の「希望のまち東京をつくる会」の中山武敏選対本部長(弁護士)らと行った会見で、「都民一人ひとりが暮らしやすい街にしたい」と強調。「世界一働きやすく、くらしやすい希望のまち東京を」「安倍政権の暴走をストップし、憲法を守り、東京からアジアに平和を発信」など基本政策の五つの柱と、猪瀬直樹前知事の裏献金疑惑の徹底究明など、二つの特別政策の柱を発表しました。

 宇都宮氏は記者の質問に対し、特別養護老人ホームや保育所の増設、「ブラック企業」の規制を強化し過労死防止条例の制定、防災対策強化を図ると語りました。

 また、安倍政権の秘密保護法や社会保障切り捨ての強行、集団的自衛権行使容認などの暴走に反対し、「首都で平和と憲法を守る都政をうちたてる」と強調。2020年東京オリンピックは環境・平和と友好の祭典にしたいと語
りました。          
                                         写真
                                         
(写真)記者会見をする宇都宮健児氏
                                                       =6日、都庁
                      

世界一くらしやすい東京へ

安倍政権の暴走ストップを

 宇都宮氏は会見で、43年間の弁護士活動でサラ金・クレジット問題で苦しむ人の救済に取り組み、「グレーゾーン金利」を撤廃させたり、日弁連会長(2010~11年度)として東日本大震災の被災者・福島原発事故の被害者の救済にあたったりと社会的に弱い立場の人たちのために働いてきた経歴を語りました。

都民生活第一に

 その上で、都民の暮らしを破壊する安倍政権の社会保障切り下げに反対するとともに、影響を受ける都民への支援を検討すると表明しました。

 また、石原・猪瀬都政が高齢者1人あたりの老人福祉費を23%削るなど福祉を切り捨てた結果、特別養護老人ホームの入所待機者は4万3000人になり、認可保育所の待機児も約2万人になったと告発。都政の流れを都民生活第一に切り替えて、保育所や特養ホームの整備などを進めて「世界一働きやすく、くらしやすい希望のまち」をつくると述べました。

 労働者を使い捨てにする「ブラック企業」への規制を積極的に進めると表明。過労死防止条例や、自治体発注事業で労働者の賃金・労働条件を守る「公契約条例」を制定すると語りました。

 都民の中で最も要望の強い防災対策について、「防災・減災対策はきっちりやる」として、木造住宅密集地域の耐震・難燃化や延焼防止策、湾岸部の燃料タンクや発電所の安全対策、帰宅困難者対策を進めると強調しました。

 石原・猪瀬都政が進めてきた学校現場での「日の丸・君が代」強制や管理統制の強化について、明確に反対だと表明。少人数学級をはじめ「子どもが生き生き、伸び伸び学べる環境づくりを行う」と語りました。

環境配慮の五輪

 20年に開催される東京オリンピックについて、国に東日本大震災の被災者・原発事故の被害者の救済と生活再建、原発事故の早期収束を求めると主張。

 また、▽安倍首相が壊した中国・韓国との関係改善に向け、ソウル・北京両市との平和都市会議開催など自治体外交を進める▽環境に配慮した五輪の実現▽パラリンピック開催にふさわしくバリアフリーやユニバーサルデザイン(誰もが使いやすい設計)の推進―などの五輪政策を示しました。

 都民からも見直しを求める声があがっている新国立競技場建設計画、葛西臨海公園(江戸川区)のカヌー競技場計画について見直すと表明しました。

 宇都宮氏は猪瀬直樹前知事の裏献金疑惑について、「利権やカネと決別したクリーンな都政をめざす」と述べ、都議会に疑惑解明のための百条委員会の設置を要請する意向を示しました。

宇都宮氏の都知事選政策

 宇都宮健児氏が6日の記者会見で発表した東京都知事選の基本政策と特別政策は次の通りです。

基本政策

(1)世界一働きやすく、くらしやすい希望のまち東京をつくります。

(2)環境重視、防災・減災重視のまち東京をつくります。

(3)原発再稼働・原発輸出を認めず、原発のない社会と経済を東京からめざします。

(4)教育現場への押し付けをなくし、いじめのない、子どもが生き生きと学べる学校をつくります。

(5)安倍政権の暴走をストップし、憲法を守り、東京からアジアに平和を発信します。

特別政策

(1)オリンピック政策

 ○環境に配慮したシンプルなオリンピック・パラリンピックを実現する。

 ○災害の被災者と原発事故の被害者に受け容(い)れられ、アジアの平和につながる真の平和の祭典を実現する。

(2)猪瀬前都知事の問題

 ○猪瀬問題を徹底的に究明し、カネと利権の東京から訣別(けつべつ)する。


略歴

 うつのみや・けんじ 1946年、愛媛県旧東宇和郡(西予市)生まれ。日本弁護士連合会前会長。

 社会のために働こうと弁護士を志し、68年に東京大学法学部を中退。83年に独立し、東京市民法律事務所を経営しています。

 多重債務、消費者金融問題の被害救済に尽力し、約6万超の悪徳業者を告発しています。

 反貧困ネットワーク代表、派遣村の名誉村長、脱原発法制定全国ネットワークの代表世話人、ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワークの共同代表も務めています。


革新都政をつくる会が推薦

臨時総会で決める

 革新都政をつくる会は6日、臨時総会を豊島区内で開き、東京都知事選(23日告示、2月9日投票)に立候補を表明している前日弁連会長の宇都宮健児氏(67)の推薦を決定し、全力でたたかうことを確認しました。

 会場いっぱいの約160人が参加。中山伸事務局長が「短期決戦です。宇都宮さんの政策を各地域で広げよう」と述べ、集会や宣伝などの行動提起をしました。

 宇都宮氏が駆けつけ、「安倍政権の暴走をストップさせる、東京から日本を変える意義ある選挙になります。一緒にたたかって勝利したい」と決意を語りました。


宇都宮氏が出馬表明
    ― 共産党推薦 勝利へ全力             
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医療法人「徳洲会」からの裏献金疑惑で前知事が辞職したことに伴う東京都知事選(23日告示、2月9日投開票)で、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(67)は6日、東京都庁で会見し、立候補を表明しました。会見後、宇都宮氏は日本共産党本部を訪問し、支援を要請。志位和夫委員長は、宇都宮氏を推薦してたたかうことを明らかにしました。都知事選への立候補表明は宇都宮氏が初めてで、自民党・公明党なども候補者選考をすすめています。


 志位委員長は、党本部を訪問した宇都宮氏と会談し、都知事選への支援要請を受けて「宇都宮さんは日弁連会長として、人権、平和、憲法を守るたたかいの先頭にたってきました。政策を拝見しましたが、全面的に賛同できます。共産党として推薦し、勝利のために全力をあげます」と表明しました。両氏は会談後、固い握手を交わしました。市田忠義書記局長、若林義春都委員長が同席しました。

 会談で宇都宮氏は▽安倍政権の暴走にストップをかける▽環境に配慮し震災・原発事故の被災者が歓迎できる五輪を目指す▽猪瀬前知事の裏献金疑惑の徹底究明―など自らの政策を端的に説明。「共産党にも力強い支援をいただきたい」と申し出ました。

 これに対して志位委員長は「今度の選挙は東京の暮らしと福祉を取り戻すことが大事な争点になります。国民そっちのけの安倍政権の暴走に都民が審判を下す機会にもなります」と応じました。東京五輪のあり方や猪瀬前知事への対応にも賛同の意を表明しました。

 宇都宮氏は、「都知事選は、全国が関心をもっています。これからの日本を占う選挙です。全国のみなさんの思いを受け止めて頑張りたい」と重ねて表明。沖縄県名護市長選(19日投開票)にも言及しました。志位氏は両選挙の勝利に向けた決意を表明しました。

 8日と11日に集会

 宇都宮氏を擁立する「希望のまち東京をつくる会」は8日午後7時から、豊島区の豊島公会堂(みらい座いけぶくろ)で「東京都を変えていくキックオフ集会」を開催します。

 日本共産党や民主団体でつくる「革新都政をつくる会」は6日の臨時総会で宇都宮氏の推薦を決定。11日午後6時半から墨田区の墨田リバーサイドホールで決起集会を開きます。


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