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核禁止条約交渉求める決議 日本は棄権― 国連総会 

2013-11-07 | 核兵器廃絶の世界を

 第68回国連総会第1委員会(軍縮・国際安全保障問題)は5日までに48本の決議案の採決を行いました。マレーシアなどが毎年提出している核兵器禁止条約の交渉開始を求める決議は賛成127、反対24、棄権27の賛成多数で採択されました。

 マレーシアなどが提出した決議は「核兵器の惨害からの防御策はその完全廃絶しかない」と指摘。「核兵器の開発、生産、実験、配備、備蓄、移送、使用の威嚇を禁止する条約の早期締結に向けた多国間交渉の即時開始」をすべての国に求めています。

 インドネシアが非同盟諸国を代表して提出した決議案は、核兵器禁止条約の交渉を至急始めることなどを求めたもので、賛成129、反対28、棄権19で採択されました。

 ミャンマーなど27カ国が共同提案した「核兵器使用禁止条約」と題する決議も、賛成119、反対49、棄権9で採択されました。

 日本は「核軍縮の前進へは現実的な手段が必要であり、まだその条件は熟していない」などとして、いずれの決議案にも棄権しました。


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