参院法務委員会理事懇談会が29日、開かれ「共謀罪」法案について、30日に安倍晋三首相が出席して審議を行うことを決めました。
日本共産党の仁比聡平議員は「国民の批判、不安に応えるために、審議時間ありきではなく、徹底審議を」と主張しました。公明党の秋野公造委員長は「何時間審議すればいいということではない」と答えました。
委員長は政府に対し、簡潔な答弁を求める異例の発言を行いました。
仁比氏は、参考人として、国際的な組織犯罪防止に関する国連条約(TOC条約)の国連立法ガイド作成者のニコス・パッサス氏や、国連プライバシー権に関する特別報告者のジョセフ・ケナタッチ氏を招くことと、公募による国民参加の公聴会を行うことを提案しました。提案事項は引き続き協議することとなりました。