公選法違反の疑いのあるカレンダー配布などが問題になった島尻安伊子・沖縄担当相の夫が理事長を務めている日本語学校「JSLインターナショナル」(沖縄県浦添市)が、国の交付金を受ける「日本学生支援機構」から補助金を受ける一方で、島尻氏が支部長の「自民党沖縄県参議院選挙区第二支部」に2013年に300万円を献金していたことが、14日までにわかりました。
日本学生支援機構は、文部科学省所管の独立行政法人で、14年度の事業報告書によると、同年度に80億7900万円の政府交付金を受け取っています。
同機構広報によると、10~12年度の3年間で、同機構は、JSLインターナショナルに対し、「留学生借り上げ宿舎支援事業」として、計1312万円の補助金を支給しています。
JSLインターナショナルから第二支部への献金は、親族企業を使った事実上の迂回(うかい)献金であり、税金の還流ということになります。
ちなみに、第二支部の所在地は、浦添市のJSLビル内にあります。