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豊洲新市場 整備費が83億円増額 ― 青果棟単価 高級マンション並み

2017-02-15 | 地方政治

都議会委 尾崎議員が追及

 日本共産党の尾崎あや子東京都議は14日の豊洲市場移転問題特別委員会で質問し、築地市場(中央区)の移転先としている豊洲新市場(江東区)で度重なる設計変更により整備費が増大し、減価償却費が増えた問題を追及しました。

 尾崎都議は減価償却を正確に反映させると豊洲新市場の収支が年間98億円の赤字と試算されているとし、施設建設工事費が増大したことによる減価償却費が71億円を占め、事業継続する上で極めて問題だと指摘。工事費増大の理由をただしました。

 答弁した中央卸売市場の佐藤千佳施設整備担当部長は「工事を進めていく中で、現場への対応や他の工事との調整が必要となった」などとして、消費税を含めて青果棟27億円、水産仲卸売場棟41億円、水産卸売場棟15億円、計83億円の増額となったことを認めました。

 尾崎都議は、青果棟の建設費単価が高級マンション並みに高いと指摘し「建設費は設計変更を重ねて増えている。設計自体がずさんだったという疑念が生じる」と述べました。

 尾崎都議はまた、土壌汚染対策費が見積もりでは586億円だったのに対し、実績で860億円に膨らんだことにふれ、その内訳をただしました。

 中央卸売市場の村井良輔基盤整備担当部長は「工種ごとの金額を現時点で正確に算出することは困難」と答弁。尾崎都議は「これでは土壌汚染対策費がなぜ膨らんだか検証できない。見積もりに対応した実績、費用を明らかにすべきだ」と主張しました。

 尾崎都議は、建物下の盛り土をしなかったことによる盛り土の削減量、経費の軽減額を質問。中央卸売市場の吉野敏郎建設技術担当部長は「容積は50万立方メートル」だとしながら、軽減額については答えられませんでした。


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