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きょうの潮流

2017-11-08 | コラム

「気候を守れ、石炭を止めろ」。ドイツ西部のボンに集まった2万5000人が集会やデモ行進をしたと本紙が伝えています。同地で開幕した地球温暖化対策の国際会議COP23に向けた市民の行動です▼2年前にCOP21パリ会議で採択され、昨年発効した「パリ協定」。すべての参加国が対策に取り組み、地球の気温上昇を工業化前と比べて2度よりはるかに下回り、1・5度未満に向けて努力する目標を掲げました。COP23は、パリ協定に実効性を持たせるルールづくりなどについて議論する場です▼先月末、国連が報告書をまとめました。地球温暖化対策のために各国が掲げる温暖化ガスの削減目標を仮に達成しても、世界の平均気温は今世紀末に3度以上上昇する恐れが強いと▼上昇を抑えるために、世界各国で稼働している6700基近い石炭火力発電所を段階的に止めることが不可欠だと指摘します。石炭火発が最も多く温室効果ガスを排出するからです。日本も名指しされています▼日本の石炭火発は計画中だけでも40基にも上るといいます。稼働すれば今世紀後半も温室効果ガスを増やし続けることになるのです。こんな状態になったのも、政府が石炭火発を推進しているからです▼COP23開幕と同じ日、パリ協定からの離脱を表明したトランプ米大統領と会談しながら、この問題に一言も言及しなかった安倍首相。温暖化対策で私たちができることはさまざまです。世界の流れに逆行する政治を変える声を大きくすることもそうです。


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