首都圏反原発連合(反原連)は28日、首相官邸前抗議を行いました。
福島第1原発3号機の内部調査で原発事故の深刻さが改めて浮き彫りになる一方で、日印原子力協定が発効し、原発再稼働・輸出の暴走を強める安倍政権に対し、「原発売るな」「再稼働反対」の声をあげました。
横浜市からきた歌人の男性(57)は「原発の内部調査が行われたが、事故収束は見通せていない。原発が人間の手でコントロールできないことも、安くないことも福島原発事故であらわになった。被ばくによって人を傷つけ続ける原発はきっぱりやめるべきです」と語りました。
インド南部のクダンクラム原発への反対行動に携わるフォトジャーナリスト、アミルトラージ・ステファン氏が駆け付け、日本語で「ともに頑張りましょう」とエール。参加者は、拍手で応えました。
この日、700人(主催者発表)が参加。日本共産党の田村智子参院議員は国会正門前で「インドの核開発を後押しするのは許されない。原発ビジネスではなく、再生可能エネルギーの普及にこそ力を尽くす国にしよう」と訴えました。