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不当な政治介入 ― 日本史教科書採択めぐり

2013-08-29 | 地方政治
埼玉県議会 9月2日に異例の閉会中審査

 埼玉県議会文教委員会が、委員長(自民党)の強硬な要請で、9月2日に閉会中審査を行うことになりました。自民党県議らが採択しないよう求めていた日本史教科書を県教育委員会が採択したことを取り上げるものです。
 議会事務局によると、県立高校教科書を採択した22日の県教育委員会の定例会後に、自民党文教委員長が議会事務局に要請し開催が決まったものです。

 教科書採択をめぐっては、自民党県議らで作る「県議会教科書を考える議員連盟」が12日、県教育委員会に対し「日の丸・君が代」問題で「一部の自治体で強制の動きがある」と事実を記述した日本史教科書を採択しないよう求めていました。しかし、県教委はすべて学校選定の通りに採択しました。これを不満として、異例の議会閉会中の審査を要求したのです。政治介入以外のなにものでもありません。

 県教職員組合書記長は、「各学校の生徒の実情にあわせて選定してもらうというのが教育委員会の判断です。教育委員会は政治的中立性の確保を求められており、議会からの介入があってはなりません」と指摘しています。

 県議会文教委員会に共産党県議はいません。柳下礼子県議は「今回の県教委の教科書採択の手続きには、問題点はありません。ただちに調査する必要もなく、目的が曖昧なまま文教委員会を開催する異例の事態には到底納得できません。」と話しました。

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